【長崎 vs 讃岐】 ウォーミングアップコラム:上本大海という男

2016年11月11日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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「大海さんがいつもやっていることだから」
今季、周囲に声をかけることが増えた理由を、李栄直はそう語る。

「大海さんたちに支えてもらった」
キャプテンの重責に悩んでいたときのことを、村上佑介はそう語る。

少し前、彼と旧知のライターと会ったとき、試合に出場できない中で、チームを必死に支えていると伝えると、そのライターは納得した様子でこう言った。「そう、上本大海は、チームのために、そういうことができる男なんですよ」

ここまでリーグ戦出場は5。J1に230試合、ACLに2度出場し、2012年にはJリーグ優秀選手賞も獲得した大海にとって、それは不本意な数字に違いない。そこにどんな理由があろうと悔しくないはずはない。元来は、気の強さでも知られていた選手でもある。時には空回りや、いら立ちもあっただろうが、彼は決して逃げなかった。試合場出へ全力を尽くしながら、チームのムードが重ければ率先して声をあげ、下を向いている選手がいれば背中を叩き続ける・・圧倒的なキャリアを誇るチーム最年長のベテランが、前向きに取り組む姿勢はチームに大きな影響を与え、多くの選手が彼の存在に支えられた。

少し前のトレーニングで、大海が久しぶりにレギュラー組に入ると、周りの選手たちは大海のプレーに何度も何度も声をかけた。「ナイス、大海!」「大海、オッケー!」「大海、グッド!」。それは、ずっと大海がトレーニング中、周囲へかけていた言葉そのもの・・苦しい時に大海がチームにかけていた言葉は、そのときだけは大海へ向かってかけられていた。
残るリーグ戦で、大海がスポットライトを浴びる機会は少ないかもしれない。それでも大海は、自身の出場と、チームを支えることに全力を注ぎ続けるだろう。「俺、簡単に気持ち切れないから。」そう言って笑ってチームを支えられる男。そんな選手が長崎にはいる。そのことを、1人でも多くのサポーターの心に留めておいてほしい。

文:藤原裕久(長崎担当)


明治安田生命J2リーグ 第41節
11月12日(土)18:00KO トラスタ
V・ファーレン長崎 vs カマタマーレ讃岐
トランスコスモススタジアム長崎(V・ファーレン長崎)
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