【全53クラブ網羅】担当ライターが選ぶ「今年の漢字」:ギラヴァンツ北九州

2016年12月24日(土)

今季も色んなことがありましたね。J's GOALでは年末企画として「今年の漢字」を連日掲載! サポーターの皆様と同じく、クラブを見守り続けた担当ライターが選んだ漢字とは? 応援するクラブだけでなく様々なクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!
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最下位でのJ3降格となった。選ぶなら「落」や「転」などといった文字も当てはまったかもしれない。しかし、今季の北九州はこの一文字に象徴されると思う。

主力選手の負者が相次ぎ、チームは開幕を前にして早くも傷だらけになってしまう。編成に苦慮したのは言うまでもなく、序盤から原一樹、西嶋弘之などが不在。池元友樹、小松塁、星原健太らも一時的にピッチを離れた。さらにはキャプテンの前田和哉もオフシーズンに手術した影響が残った。主力選手の離脱に対して応急処置を施すものの、選手層を厚くできなかったがゆえに仮初めでしかなく出血は止まらなかった。

また、試合終了間際で失点する試合はあまりにも多く、失った勝点は一ケタとはいかないだろう。守備のやり方や時間の使い方、失点を跳ね返すだけの攻撃力。あらゆる点で他チームの後塵を拝した。簡単に失点して勝点を失うという戦術的な傷穴も結局は手当てができなかった。

傷だらけのチームが降格へと進んでしまった一方で、傷の癒えてきたものもある。例えば懸案だった一連の応援のトラブル。クラブは6月と8月にサポーターミーティングを開催。平行線をたどる場面もあったが、新スタジアムでの応援のあり方に関して双方が歩み寄りの姿勢を見せた。さらにはサポーター自らが話し合いの場を設定し、北九州らしい応援を探索する建設的な議論が活性化している。何を持って解決と見なすかは意見の分かれるところだが、少なくとも明るい動きが出てきているのは確かだ。

北九州は新監督が決まり、前田和哉や小松塁、池元友樹らの主力級が来季もこのチームでプレーすることになった。さらには大卒のルーキーの加入も決まり、少しずつ来季の形は見え始めた。降格という結末は応援している者にも深い傷を刻んだが、うずくまり、痛みに涙しても、立ち上がる勇気は残っているはず。言わずもがな来たる年は蛍窓雪案の苦しいシーズンとなる。傷を癒やし、涙をぬぐい、いっそうの覚悟を決めて挑みたい。

2016.12.24 Reported by 上田 真之介

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