【ニューカマー・レコメンド】チームに推進力をもたらす類まれな「フィジカルパワー」:菊池大介(湘南→浦和)

2017年2月24日(金)

2017シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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菊池大介が中学時代を過ごした長野を離れ、曺貴裁監督が指揮を執る湘南ユースに加入したのは2007年のことだった。同年さっそくトップチームに登録されると、7月の福岡戦に途中出場し、J2最年少出場記録とともにJリーグデビューを飾った。初年度はその1試合の出場にとどまったが、翌2008年にはJ2最年少得点記録を更新するなど、当時の菅野将晃監督のもとで着実に実績を積んだ。

反町康治監督の指揮のもと、クラブとして11年ぶりにJ1の舞台に臨んだ2010年は草津(現群馬)へ期限付き移籍するも、2011年以降はふたたびライトグリーンに身を包み、曺監督がトップチームの指揮を執った2012年には、ユース時代から憧憬を抱いたアジエルの背番号10を受け継いだ。以降チームの中心としてプレーし、すべての昇降格に携わった。

ユース時代を含め、これまでボランチやトップ下、サイドハーフなど攻撃的ポジションを担ってきた。曺監督の指揮のもとでは当初3-4-2-1のシャドーを担ったが、2014年以降は左のワイドを指揮官に託された。その類まれな、曺監督言うところの「フィジカルパワー」は、ゴールに向かって推進力を傾けるチームにとって、左サイドで攻守に先手を取るために欠かせぬ武器となった。

と、そんなふうにプレーや経歴をざっと辿るだけでも、湘南に所属した10年間で菊池がいかに存在感を深めたかが浮かび上がる。と同時に、責任感や自覚も年々たくましくしたことは、チームを思う日頃の発言をはじめ、ピッチ内外での振る舞いに表れた。

「湘南で育った選手はどこに行っても輝いていると言われるように、僕も航(遠藤)らのように活躍しなければいけないし、その責任が自分にはあると思っている」浦和への移籍に際し、菊池は言った。

「日本のなかでいちばん選手層の厚いチームのなかで、もちろん厳しい世界が待っているのは分かっている。でも、これまでには感じられなかった何かを感じられるのではないかという想いもあるし、成功することができれば違う世界が待っているのではないかという期待もある。強い覚悟を持って、やっていきたい」

自身初の完全移籍に、高1のとき初めて纏った背番号38を選んだ。初心を胸に期する新天地での活躍は、古巣からも等しく期待されているに違いない。

以上

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★ 浦和レッズシーズン開幕戦!★
明治安田生命J1リーグ 第1節
2017年2月25日(土)12:30キックオフ/日産スタジアム
横浜F・マリノス vs 浦和レッズ

2017.02.24 Reported by 隈元大吾

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