【横浜FC vs 松本】 ウォーミングアップコラム:キング・カズ半世紀。満員のニッパツ三ツ沢球技場で開幕&50歳のバースデーゴールを狙う。

2017年2月25日(土)




いよいよ、来る2月26日はJ2開幕の日! であると同時に、キング・カズこと三浦知良選手の50歳の誕生日でもあります。カズについては今さら説明の必要もないでしょう。1993年、Jリーグが誕生した日にプレーしていた選手が、25年後の開幕を現役選手として迎えるのですから凄いことです。

カズ自身は、『持ってる』と表現されることを好きではないと言います。それでも、やっぱりこの人は『持ってる』。50歳の誕生日が、自身のプレーするJ2リーグ開幕の日に重なるという巡り合わせ一つ取ってみても(そもそもJリーグの開幕が2月の最終週となったのが2016年のことですから)、何か特別な星の元に生まれたのだなと思わざるを得ません。

そのカズの『持ってる』何かに、横浜FCを率いる中田仁司監督も大いに期待しています。
「僕は神様とかあまり信じないタイプだけど、彼には何かがあるよね」
実際、それは昨年8月のアウェイC大阪戦で証明されました。あの試合、横浜FCは2点を失い、後半に入っても攻められっぱなしでした。「これはどうにもならない。戦術的な修正以前に、この空気を変えないと……」。その時、中田監督の脳裏に浮かんだのが、バスを降りてスタジアム入りする際に、セレッソサポーターから湧き起こったカズへの歓声でした。「カズならこの空気を変えてくれる」。その直感に従ってカズを投入したところ、本当にスタジアムの空気が一変しました。ホームのサポーターが醸す歓迎ムードに、C大阪の選手たちの闘志も緩くなり、その間隙を突いてカズがゴールを決めると、空気は雪崩のようにアウェイチームに傾き、横浜FCが逆転勝利を収めたのでした。
「彼の経験値、技術、決定力、そしてオーラというか、スタジアムの空気を変える力。それは相手チームにとっては嫌なものなんですよ。だから勝つために、それを使っていきたい。それだけの結果を残してきてますからね」
指揮官は開幕の1週間前からそう言い続けています。スタメン予告とも取れるもので、これも異例といえば異例。やはりカズはそれだけの選手なのです。

この開幕カード、試合の3日前にチケット完売が発表されました。クラブによれば、前売り段階での完売は「横浜FC史上初」ということです。ただし満員の観客の半数以上が松本山雅のサポーターであり、半ばホームジャックの状況になるであろうことは容易に想像がつきます。その空気をホームチームに引き戻す役割が、カズには求められます。
「満員の、最高の雰囲気の中で試合ができることは、選手にとって最高のモチベーション。良い試合というのはお客さんが作ってくれるものでもありますから、その中で全力を尽くして良いゲームをしたいですね」
そう語るカズが、もし50歳のバースデーゴールを決めたとしたら……。スタジアムの空気は一体どうなってしまうのか想像もつきません。三ツ沢に来られる方はもちろん、来られない方はDAZNで、カズの前人未到の挑戦に心からの声援を送ってください。

文:芥川和久(横浜FC担当)


明治安田生命J2リーグ 第1節
2月26日(日)14:00KO ニッパツ
横浜FC vs 松本山雅FC
ニッパツ三ツ沢球技場(横浜FC)
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