【ニューカマー・レコメンド】北九州でほぼフル出場。磨かれたコテの、変わらぬ『内なる熱さ』:小手川宏基(北九州→大分)

2017年2月23日(木)

2017シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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北九州で過ごした4年間で166試合に出場した。移籍したての13年と練習中のケガで出場を見送った16年のそれぞれ1試合を除き、必ずゲームに名を連ねてきた。これほどまでに試合出場したことは過去になく、大分に戻るコテはいっそう強くなったと言えるだろう。

ポジションは一貫して右のサイドハーフだった。見るからにアタッカーの印象が強く、実際に個で仕掛けることも得意。15年はハットトリックも達成している。しかし、守備のバランスを重視したプレースタイルの中でかなり難しい役目を担わされたのも事実。攻撃に出るタイミングには見極めの精度が必要になるし、組織された守備には気遣いが求められた。とはいえ、常にコンビを組んだサイドバックの星原健太(現松本)、ボランチの風間宏希(現山形)とは時間を重ねることで息が合うようになり、少ないチャンスを確実に広げることに成功。14年、15年と上位躍進を後押しした。

もしかしたら彼の望むプレースタイルには合っていなかったかもしれない。だがこの4年間で間違いなく磨かれ、強くなり、いっそうクレバーになった。

変わっていないのは、ちょっとぶっきらぼうなところ。でも、その性格はなんとなく九州男児のぬくもりが感じられて、周りの思う小手川像以上に(特に私は)好印象を抱いていた。どんなに熱っぽく質問しても取材の初めのうちは「いや、そうでもないですよ」というくらいの返事しか返ってこないが、建設的な質問を重ねると徐々に胸の内に迫っていける。秘めたる熱い思いを、厚めの殻に閉じこめる。ぶっきらぼうの奥に動かぬ芯があるのだ。九州男児はそうでないと。

いま1時間くらいの時間を割いてコテに話を聞けるなら、彼は大分での再挑戦をどう語るだろう。おそらく55分くらいから、大分ではこんなサッカーを見せたいと熱く語ってくれよう。その作業は大分担当に譲るとして、北九州でコンビネーションと組織守備を磨いた小手川の目覚ましい活躍をぜひ応援してほしい。

以上

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★大分トリニータシーズン開幕戦!★
明治安田生命J2リーグ 第1節
2017年2月26日(日)13:00キックオフ/レベルファイブスタジアム
アビスパ福岡 vs 大分トリニータ

2017.02.23 Reported by 上田真之介

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