【ニューカマー・レコメンド】より良い選手を目指し、『旅』は続く:舞行龍ジェームズ(新潟→川崎F)

2017年2月24日(金)

2017シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
大柄なCBだが、足下は確か。プレーもゆったりとしてはいるが、決して鈍重なわけではない。相手の寄せを軽やかにかわしては、鋭いボールを前線に付け、ときには右サイドバックも務める。良い意味で予想を裏切るDFが舞行龍だ。

ニュージーランドに生まれ、2013年に帰化したCBは、5年もの修行を経て、J1を舞台にその才能を開花させた。マイケル・ジェームズが日本に帰化し、舞行龍ジェームズとなったのは13年5月のこと。3カ月後、期限付き移籍していた長崎から復帰し、それから刻んだのが新潟でのキャリアの年輪だった。

成立学園高校から新潟に加入したのは2008年。同期には今シーズン、キャプテンを務める大野和成や川又堅碁(現磐田)、鈴木大輔(現ヒムナスティック・タラゴナ)、小暮郁哉(現ホウガン・ユナイテッドSC)らがいた。この年ほど才能ある高卒ルーキーが大挙して加入したのは、クラブの歴史で他にない。

原石の1人だった舞行龍は、しかし、同期と歩むルートが異なっていく。2009年、JAPANサッカーカレッジ、2010年、ツエーゲン金沢、2012年に長崎に期限付き移籍する。

北信越リーグ、JFL、そして2013年はJ2と、一歩ずつステップアップしていった舞行龍。それは遠回りではなかった。行く先々で、多くの先輩が気持ちを落とすことなく、進むべき道を示してくれたからだ。金沢では久保竜彦、山根巌、根本裕一という元Jリーガーが「お前は絶対にJリーグでやれる」と励まし続けてくれた。

「巌さんは、本当に守備がうまくて、たくさん勉強になりました。根本さんとは、いつも全体練習後に残ってキックの練習を付き合ってもらった。そして竜さんには、“オレはボランチのところまで落ちてきてボールを受けたい。しっかり付けてほしい”と言われたので、当てるボールを磨くことができました」

長崎での佐藤由紀彦との出会いは、とりわけ大きかった。「スピリットがすごかった。すべてがプロ」という先輩の言葉で、今も忘れられないのが「自分を持たないといけない。でも、それだけではだめだし、逆に言われたことしかやらないのもだめだ」。

新潟での4シーズンを経て、川崎Fに新たな戦いの場を求めた舞行龍。普段は物静かで、毎日のクラブハウスに現れる装いがとにかくおしゃれ。そんな外見からはにわかには想像できないほど、歩んできた道のりはタフだ。その一歩一歩が、信頼のプレーを形づくっている。


以上

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★大宮アルディージャシーズン開幕戦!★
明治安田生命J1リーグ 第1節
2017年2月25日(土)16:00キックオフ/NACK5スタジアム大宮
大宮アルディージャ vs 川崎フロンターレ

2017.02.24 Reported by 大中祐二

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