【ニューカマー・レコメンド】自信と欲が生まれ決意の巣立ち。勝負強さに注目:三上陽輔(富山→長野)

2017年3月9日(木)

2017シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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「昨季の主力がほぼ全員残っている」

今季のチーム紹介を執筆する際にこのフレーズを繰り返し使った。「全員が残った」とするほうが表現はすっきりする。だが、“ほぼ”と付け加えざるを得なかった。三上陽輔が長野に移籍したからだ。誰もが認める中心選手だった。

プロ6年目、富山で3年目の昨季はサイドハーフやサイドバックとして27試合に出場。キャリアハイの6得点をマークした。彼がゴールを挙げた5試合は3勝2分で負けなし。第7節・大分戦の先制ゴール、第26節・鳥取戦の終了間際の決勝点をはじめ、勝負を左右する効果的な得点ばかりだった。

相手の守備ブロックのあいだに入り込んでボールを受けるリンクマンとしての働きも大きかった。競り合いに強く、キープ力もある。けがのため終盤の3試合を欠場したのはチームにとっても痛かった。

札幌U-18所属で高校3年生だった2010年、二種登録でJ2に10試合出場して3得点。そのデビュー戦の対戦相手が富山だった。札幌でトップチームに昇格して3年プレーしたのち2014年に富山へ。J3に降格した15年からスタメンに定着し、ボランチやサイドバックといった守備的なポジションでのプレーも経験した。昨季の活躍はこれまでの蓄積が実を結んだものだろう。

昨年11月のインタビューでは「自分はあまり欲がないほうで、それが短所なのかなとこれまでは思っていた。しかし、(2016年)シーズンを通して中心選手としてプレーする経験をして『もっと上でやってみたい』と思ったし、『できるんじゃないか』という自信もついた」と話していた。移籍の決断はレベルアップを目指す強い意志の表れだ。

温厚な人柄でファンが多かった。長野でもすでにチームになじみ、サポーターの心をつかんでいることだろう。富山と長野の今季最初の直接対決は5月28日の第10節、長野Uスタジアムで行われる。このカードは昨季、J3初の来場1万人超えを記録している。彼との再会も目当てに今年も大勢の富山サポーターが足を運ぶはずだ。
 
以上

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★AC長野パルセイロシーズン開幕戦!★
明治安田生命J3リーグ 第1節
2017年3月12日(日)13:00キックオフ/相模原ギオンスタジアム
SC相模原 vs AC長野パルセイロ

2017.03.09 Reported by 赤壁逸朗

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