【大分 vs 松本】 ウォーミングアップコラム:本職の攻撃的ポジションに戻った小手川宏基、ここからが本番

2017年5月2日(火)



10節の京都戦で復帰後初ゴールを決めた小手川宏基。77分のCK、棒立ち状態となったゾーンディフェンスの隙を突いた。スルリと空いたスペースに入り込み、しっかり右足でミートしてネットを揺らした。3点差つけられた相手に一矢報いたゴールだった。

2007年、大分トリニータU—18に所属していた小手川は、高校2年時に2種登録選手としてクラブ史上最年少記録となる17歳5カ月でトップデビューを果たした。当時から裏へ飛び出すタイミングと絶妙なポジショニングに優れ、緩急を生かしたドリブル突破が魅力的だった。ただ、当時のチームはJ1でタイトルと獲った大分最強時代。将来性豊かな選手であっても出場機会に恵まれなかった。

2013年に北九州へ移籍し、背番号10を背負って主力としてピッチに立ち続けた。スケールアップを果たし、今季から大分に復帰した。不退転の覚悟――。本人は口にこそ出さないが、並々ならぬ決意を感じさせた。開幕からプロ1年目以来のボランチで出場し、及第点の結果は残しているが物足りなさを感じていたのは小手川自身だった。前線の選手の相次ぐ怪我により9節湘南戦から“本職”のシャドーに入った。

 「攻撃に絡める時間が増えた」と小手川。イメージに富んだ多彩なパスワークで中盤から攻撃を組み立て、機を見てゴール前に飛び出し決定機を作る。数にすればまだまだ少ないが、これから持ち味を存分にだせるだろう。西山哲平強化育成部長は「今季のポイントはコテ(小手川)。アイツがどのポジションに定着して活躍するかがチームのバロメーターになる」と大きな期待を寄せている。

日本代表の清武弘嗣とは、小学校の頃からライバルだ。小手川のゴールの翌日に清武も復帰初ゴールを決めた。置かれている立場は異なるが、刺激し合える間柄である。連戦によるコンディションなどの影響はあるが、試合に出れば決定的な仕事をしてくれるはずだ。

文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J2リーグ 第11節
5月3日(水)14:00KO 大銀ド
大分トリニータ vs 松本山雅FC
昭和電工ドーム大分(大分トリニータ)
みんなの総合評価 (4.1)
臨場感 (4.1)
アクセス (3.1)
イベント充実 (3.7)
グルメ (3.9)
アウェイお楽しみ (3.8)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集