【山口 vs 京都】 ウォーミングアップコラム:「90分間やり続ければ結果はついてくる」。古巣戦に臨む佐藤健太郎、山口スタイルの伸張に勝機。

2017年5月12日(金)



大型連休の3連戦を3連敗と流れを掴めていない。前節の愛媛戦では前半45分を山口らしく戦いながら、後半は運動量が下がり間延びした。勝ちの流れを作るには、日頃から出てくる球際の厳しさや90分間の運動量といったフレーズを言葉の中に留めず、山口のサッカーを質、量ともに高いレベルで実践してみせる必要がある。「自分たちのやりたいことを90分間やり続けられれば、結果はついてくる。まずはやるべきことをしっかりやるだけ」。原点はある。今季のウォーミングアップコラムで2度目の登場となる佐藤健太郎は地に足を付け、戦いに挑む。

昨季の1年間は京都で中心選手としてプレー。古巣戦に思いはあれど、いまの役割たるこのチームを勝たせるという仕事に全力を傾ける。「前にいたチームとの対戦は違う思いはありますが、1試合の重みは変わらない。個人的なことは置いておき、サッカーに集中できればいいと思う」と力が込め、「(京都の)前線は高さにストロングポイントがあるので、なるべく相手コートでプレーする時間を長くしてゴールから遠ざけたい」と策を練る。

 ボランチでプレーし、2試合連続でキャプテンマークを巻いた佐藤にとって、球際の攻防やコンパクトさのキープがカギになると睨む。「コンパクトに自分たちのボールを大事にしながら、先に失点しないで進めることができれば相手もじれると思う」。それはとりもなおさず山口のサッカーを愚直に表現することだ。2度目の3連敗でチーム状況は苦しいが、迷いや疑問を挟んでも前には進まない。「レノファのやっているサッカーはすごくいいものがある。選手もJ2の2年目で知名度はそんなにないかもしれないが、いい選手がいる。いいプレーが出ていても結果が出ないと山口がフォーカスされないので、なんとか勝っていい意味で注目されるようにしたい」。言葉に力が入る。

また、今節はGK山田元気が契約の関係で出られないため、村上昌謙か吉満大介が出場する。どちらが出ても今季初スタメンだ。佐藤は「二人もしっかり準備している。不安な部分はあるかもしれないが、入ってくる選手が気にすることはない。やれることを一生懸命やり、誰が出てもみんなでカバーすればいい」と話す。佐藤のような経験豊富な選手がピッチの中で果たす役目は大きい。

結果が出ていないからとここでサッカーを壊してしまうと、チームは深化しなくなる。「やるべきことをやる」。山口スタイルの哲学を胸に、迷うことなくピッチに出て行く。勝利は呼び込める。


文:上田真之介(山口担当)


明治安田生命J2リーグ 第13節
5月13日(土)13:00KO 維新公園
レノファ山口FC vs 京都サンガF.C.