【東京V vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:高木大輔が見せる、あくなきゴールへの執着心。

2017年5月16日(火)


ここまで7勝2分4敗の東京Vだが、そのうちホームゲームは5勝1分1敗。しかも、味の素スタジアムに限れば5勝1分0敗と、圧倒的な強さを誇る。「サポーターの声援が、僕たちに大きな勇気をくれているから」ロティーナ監督は、ゴール裏で戦う“12番目”の存在がホーム無敗の貴重な戦力であると話す。ここ2試合、引き分けが続いているが、連戦となる今節、次節は得意の味の素スタジアムでのゲームが続く幸運。強力な味方と共に、ぜひとも久々に連勝を果たしたいところだ。

選手たちもみな、サポーターの大切さを口にしているが、中でもその思いが強いのは高木大輔(写真)だ。ゲームで、そして自身のプレーで、一人でも多くのファン・サポーターが楽しんでくれるようにと、常にタッチライン際までボールを追いかけ、ゴール前で体を投げ出し、最後の最後まで全力プレーを貫く。その象徴とも言えるのが、結果の良し悪しに関わらず、毎試合後、必ず個人SNSを更新し、サポーターへの感謝を綴り続けていることである。「勝った時、自分が活躍した時に更新は、誰でもできる。でも、それは違うと思う。良い時も、ダメだった時も、サポーターは常に応援してくれるし、中には、仕事を休んでまでアウェイまで来てくれる人だっている。その方たちと、きちんと向き合いたい」。

そんな彼らのためにも、もともとFWだった高木大は、「サポーターが一番喜んでくれるのが、ゴールだと思うから」と、人一倍強い得点への意欲を口にしてきた。だが、今季は、澤井直人、安西幸輝の両MFがキャンプ時から長期離脱を余儀なくされ、3バックシステムのウイングバックでの起用が続いていたため、「アシスト」を自らに課してきた。そんな中、第12節vs横浜FCからは、本職ともいえるFWで先発出場。すると、7分に先制ゴールを決め、首脳陣の期待に一発回答を出したのだった。「やっぱり、ゴールを取るのが好き」生粋の点取り屋の本能は、間違いなく目を覚ました。今後、FWとして起用され続けるかは、「自分次第」だということは、本人が誰よりも熟知している。「得点には自信があります」と、背番号18。チームの勝利のため、自身のため、そして何よりも、常に自分を鼓舞し、支えてくれるサポーターの歓喜のために、今節も力尽きるまでゴールだけを目指して走り続ける。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第14節
5月17日(水)19:30KO 味スタ
東京ヴェルディ vs ジェフユナイテッド千葉