【愛媛 vs 名古屋】 ウォーミングアップコラム:複数得点者リーグ最多『6』が表す、「本当に面白いチーム」を目指す愛媛の理想形

2017年5月20日(土)


「ピッチ上のあらゆる選手が攻撃のスイッチを入れてゴールに向かう」
昨年末、間瀬秀一監督(写真)が新監督就任会見で語ったチームが目指すべきスタイルはいま、ピッチ内でまさに実践されている。

今季ここまでの愛媛のチーム総得点は『17』でリーグ8位タイ。その数字自体は特筆すべきものではないが、得点者の内訳を見ると今季の愛媛が目指す狙いが垣間見えてくる。
今季14試合で生まれたチーム内得点者はリーグ2位タイの9選手。興味深いのはそのうち6選手が複数得点を記録しているということ。これはリーグ最多である。

その事実を間瀬監督に伝えると、「そうだったら超嬉しい」と驚くとともに、「僕自身が理想としている展開になってきている」とニンマリ笑顔。
「ひとりがゴールを量産すること自体は悪いことではないが、やっていても見ていても本当に面白いチームというのは、すごく多くの選手が得点も取って、アシストもしている。(自身がオシム氏の通訳を務めた)強かった時の千葉がそうだった」
いまの愛媛がそれに近づこうとしているのは間違いない。6人の複数得点者は河原和寿、西田剛らのFW陣だけではなく、ボランチの小島秀仁、センターバックの浦田延尚とさまざまなポジションから生まれており、その得点もほとんどが流れの中からのもの。それは今季の愛媛がこだわっている“流動性”を武器としたサッカーが体現されていることをも表している。

そんなサッカーを志向する上での間瀬監督の理想は「試合前に出るメンバー表でGK以外の全員が得点していること」だという。シーズンはまだ3分の1を消化したばかり。その理想の実現はあながち“非現実的”とは言えないはずである。

文:松本隆志(愛媛担当)


明治安田生命J2リーグ 第15節
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