【鹿児島 vs 鳥取】 ウォーミングアップコラム:“苦しい時だからこそ” 田上裕の存在感

2017年6月3日(土)


前節首位の秋田に惜敗した鹿児島ユナイテッドFC。チーム初の4連敗となった。

この苦しい状況の中でも選手は戦い続けている。連敗を振り返り「もう一度原点に戻る、考え直すために与えられた4連敗」と語るのは今季副キャプテンを務める田上裕(写真)だ。連敗という苦しい状況も、心からの反省の中にもポジティブにメンタルを保てる選手である。

今でこそ、ピンチをチャンスに変える発想を持てる選手だが、以前はそうではなかったという。田上は2009年に当時JFLで戦っていたFC琉球に所属していた。その年琉球は開幕6連敗という非常に辛い状況を経験した。その時は何をしてもうまくいかず、個人としてもチームとしてもネガティブになってしまったという。“人としての弱さが出ていた”と田上は振り返った。自分が逆境に立たされたときこそ人間の本質が見えると考えたのだ。「それを経験したので、苦しい時こそポジティブであろう、仲間に声をかけようと思うようになりました」と力強く話す。

FC琉球を退団した後、鹿児島ユナイテッドFCの前身クラブであるFC鹿児島に加入。2013年の地域決勝大会ではFC KOREA戦で4点差をつけて勝利しなければ決勝ラウンド進出への夢が絶たれるという状況から、4-0でFC KOREAに勝利。大どんでん返しでの決勝ラウンド進出となった。

これまで様々なミラクルをけん引してきたのが田上裕だ。

「負けがいいとは思っていない。でもその負けから得ることを成長に変えないといけない」“真の強さ”を身につけるために、チームにとって非常に大切な時間であり、そうしなければいけないと考えているのだ。

「将来鹿児島ユナイテッドFCがACLやクラブワールドカップに出場できる位のクラブになるためにも土台は大切。応援してくださる方々に感謝をしながら、サッカーに向き合っていきたい」と未来を見つめた。もちろんその未来につながる大切な1戦が今節、鳥取戦になる。連敗脱出の喜びを共に。

文:有賀真姫(鹿児島担当)


明治安田生命J3リーグ 第11節
6月4日(日)18:00KO 鴨池
鹿児島ユナイテッドFC vs ガイナーレ鳥取
白波スタジアム(鹿児島ユナイテッドFC)
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