【北九州 vs G大23】 ウォーミングアップコラム:ミクスタ初のナイトゲーム開催。多彩さ光る水永翔馬、ホーム2連発へピッチを翔る

2017年6月9日(金)


ホーム・ミクスタでの連勝が続く北九州。2週間前のミクスタでのゲームで、勝利を呼び込む今季初得点を挙げたのが水永翔馬(写真)だ。アウェイでなかなか勝ちきれない中、ホームでは星を落とすわけにはいかない。連発に向け「ゴールは常に狙っている」と気持ちが入る。

水永は今季、「北九州は魅力あるチームで、武男さん(原田武男監督)も長崎時代から知っていた。ここで活躍したいし、やりがいもある」と活躍を目指して北九州に新加入。周囲との息も合ってきているが、もちろんポジションが常に約束されているわけではなく、「起点になったり、ポストプレーをしたり、クロスに対して入っていく。そういう部分は求められている」。緊張感が漂い、全体練習後もFW小松塁やGK陣たちとボールを使った練習に臨んで質の向上を目指す。

ホンダロックでキャリアをスタート。北九州サポーターの中にはJFLや九州リーグ時代の水永を知る人もおり、水永自身も、「ニューウェーブ(現・ギラヴァンツ北九州)とはホンダロックにいたときにも対戦しています。そのときは負けましたけど…」と懐かしく振り返る。その後、長崎や金沢でプレー。金沢ではJ3からJ2へとチームを引き上げた。

ここぞというタイミングでゴール前に顔を出す嗅覚やストライカーを生かすポストプレーが強み。第10節のFC東京U-23戦、福森健太のクロスを嚆矢に好位置を取った水永が今季初ゴールを挙げた。得点に直結するプレーを重視し、「流れが悪いときにいかに自分が起点になれるか。(池元は)裏に抜けてくれるのでそこに対して起点になる。そのところでのやりやすさも感じています」と話す。 

ただ、前節はチャンスがありながらシュートがクロスバーに嫌われたり、水永に至るまでのルートでボールを失ったりと、チームとして苦戦。原田監督は「シュートを打つ直前までは作れていても、打つ瞬間のところやその手前の質が悪く、シュートやゴールで終われていない。攻撃のところでは最後までやりきらないといけない」と険しい表情を浮かべ、水永も「今週はゴールに向かう姿勢や積極性、そして質。それをトレーニングから意識してやってきた」と話す。

今節はG大阪U-23をミクスタに迎える。U-23とのゲームは相手メンバー構成を想定しにくく、与しにくい側面はある。とはいえどんな布陣になろうとも「個のところで負けないことが前提で、その上で相手のストロングを出させないようにしたい」と原田監督。また自分たちの狙うサッカーを表現することがさらに重要で、水永は「僕たちのサッカーをやれれば結果はついてくる。いかにやれるかだと思う」と語気を強めた。

14年の金沢時代以来3年ぶりのJ3リーグで、「J3のレベルは徐々に上がってきていると思う。勝つということがいかに難しいかは感じる」。リーグそのものの成長はめざましい。水永は経験を踏まえて、J2昇格のために、「気持ちの部分で絶対に相手に負けない。球際の部分もそう。そういったところが結果に繋がってくる」と強調する。

今節はミクスタでは初のナイトゲームとなる。目指すのは勝利ただ一つ。そして、勝利の先に見えてくるJ2復帰への道を切り開くには、気持ちで上回ることも大事だ。「ゴールは常に狙っている。チームが勝てるように頑張りたい」。ミクスタで、その名前のとおりゴールまで駆け抜けてみせる

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第12節
6月10日(土)18:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs ガンバ大阪U−23