【千葉 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:フクアリでの100勝がかかる一戦で、近藤直也が守備陣を、そしてチームを統率する

2017年6月9日(金)


千葉は試合の前日の練習は完全非公開で、試合の前々日の全体練習のメニューのラストは紅白戦形式の戦術練習となっている。紅白戦であってもフアン エスナイデル監督は気になったところや修正すべきところがあるとすぐに選手にプレーを止めさせ、選手が判断して行なったプレーに対して修正のための指示やアドバイスを出している。

それでも、どんなに細かい部分でも未解決になっているポイントをなくしていかなければならない場合、ジョギングやストレッチ、そして選手やコーチングスタッフを集めての話が終わったあと、選手が監督やコーチと熱心に話し合うことがよくある。千葉の選手の中でそういった姿をもっともよく見るのが、キャプテンであり、ディフェンスラインを統率する近藤直也(写真左)だ。

6月8日の全体練習後、近藤は他のセンターバックの選手とともに監督と話をしたあと、さらに彼だけで監督と話し合っていた。

「状況判断のところの話です。どこにボールを入れるかという話で、中に入れて(相手チームに)ボールを奪われたら(相手チームの)カウンター攻撃になりやすいというところで、そういう判断のところをもっと変えていけというふうに言われました」

今季、新監督のもとでハイライン&ハイプレスという新しいチーム戦術に取り組んでいる千葉だが、高いディフェンスラインの背後のスペースを狙われての失点がなかなか減らない。それについての修正にももちろん日々取り組んでいて、近藤は次のように話した。
「最初はスペースを狙ってきてGKまでボールが抜けることが多かったけど、今はそういうボールじゃなくて、どんなチームも適当に山なりのボールというかGKが出られないようなボールを蹴らせるように狙っているらしいので。そういうボールに対する処理が一番難しいんだけど、そこはもうシンプルに外にボールを出す。相手のスローインになっても、みんな戻ってくれば簡単に崩されたりはしないので、そこのところの判断をもう一度統一してやっていきたい」

今節の対戦相手の福岡には、ヘディングの高さと強さが抜群のウェリントンがいる。
「ロングボールがウェリントンに入って、1対1になったところはもううちの選手が負けるという前提で、そのあとを全員がカバーする意識でやることが必要。裏にアバウトなボールを出された時もボールにチャレンジする人はするけど、それ以外の選手がしっかりカバーする。今はディフェンスラインを揃えているぶん、他の選手がボールに行っている人をさらにカバーできるところまで戻れていない。なかなか難しいですけど、ボールに行った人に任せっきりではなくて、みんながカバーに行って戻れば間に合うと思うし、そこをもっと徹底してやっていったら、そういうところでの失点も減ってくると思う。相手にやられないとわからないこともある。相手にやられながらも改善していくことが重要で、ディフェンスラインの上げ下げも監督と話し合いながら少しずつ修正している」

新戦術であるだけに細部の試行錯誤は当然のこと。近藤は常に監督やチームメイトと話し合いながら、パーフェクトな守備とチームの成長を目指して前進している。

ちなみに、現在、フクアリでの千葉はJ1リーグ戦とJ2リーグ戦を合わせて99勝。今節で100勝を達成し、『2017 J・なでしこダブルヘッダー』と称して17時半キックオフでAC長野パルセイロレディースと対戦する千葉レディースに勝利のバトンを渡せるか。首位の福岡を相手に千葉が無失点勝利を獲得するには、近藤の統率力が必要不可欠だ。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第18節
6月10日(土)13:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs アビスパ福岡
フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド千葉)
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