【北九州 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:勝利呼ぶ池元友樹の一撃。リーグ戦3連勝へ、頼れるエースの躍動

2017年6月24日(土)



リーグ戦2連勝で昇格圏との勝点差が縮まってきた。とりわけ活躍が光るのがキャプテンの池元友樹(写真)だ。ここまでチーム最多の6ゴールを挙げ、一時は決定力不足に陥りかけた攻撃陣をリードする。今年最初のウォーミングアップコラムで結果への強い決意を語ったストライカーが、今、真価を発揮している。

前節の福島戦では左からのクロスに右足で合わせ、快勝への扉を開けた。「フリーだったし、しっかりゴールだけを考えて打った」という先制弾。ゴール前を横断するクロスボールに対して池元は自分の間合いを確保し、GKの及ばないコースへ正確に右足を振り抜いた。決して簡単なシュートではなく、J1やJ2で幾多のゴールを挙げてきた男の別格さが際立った。

池元の先制点を嚆矢にゲームを支配した北九州は3-0で快勝。これがアウェイでの今季初勝利となった。
実は北九州は開幕以降、アウェイ開催の5試合すべてで白星がなく0勝1分4敗と散々な状況だった。「意識したくはないが、意識しなければならないくらいに勝てていなかった--」。池元からも本音が覗く緊急事態。ホームのミクスタでは連勝街道を闊歩する一方で、アウェイ戦への意識、ともすれば苦手意識と表裏一体のそれがチームを覆っていた。

胸苦しい中で、「ゴールも取れていなかった」という呪縛からチームを解放したのは、やはり頼れるキャプテンの一撃だった。「(ゴールシーンは)チームとして狙いとしていた形だったし、しっかりとした崩しもでき、いいゴールだった」と自信が戻ってきた。ミッドウィークの天皇杯2回戦にも途中出場し、一時は1点差に迫る小松塁のゴールにも絡んだ。

今節ミクスタで迎え撃つ長野には新井純平、寺岡真弘、阿部伸行、武田大と北九州で池元とともにプレーした選手が在籍。FWへのパスルートにも、フィニッシュシーンにも、かつてのチームメイトが立ちはだかる。池元は「知っている選手と対戦するのは楽しみだ」と話したが、「それよりもどれだけチームとしての戦いができるか。上を目指すチーム同士なので負けられない相手。結果を出すことが一番だ」と前を見る。

今節はリーグ戦3連勝が懸かる。勝てば順位が上がる可能性も高い。また、上位は混戦が予想され、池元が話すように昇格争いの直接的なライバルには勝っていかなければならない。「(前節の勝利は)チームが乗っていくためのいい材料になればと思う。そういった意味でも次の試合(長野戦)が大事になってくる」。キャプテンとして、そして再びエースストライカーとしてチームを引っ張る池元。自信の右足で狙い澄まし、今節も3連勝を呼ぶゴールを放ってみせる。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第14節
6月25日(日)14:00KO ミクスタ
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