【沼津 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:型にはまらないプレースタイルを生むのは薗田卓馬の飽くなき向上心

2017年7月8日(土)


左右両足、頭、時には胸まで、体のあらゆる場所を使いこなしゴールを狙い続ける。ゴール前のフリーの状況では確実にネットを揺らし、速いクロスにも器用に足先で対応して繊細にゴールを決める。かと思えばアクロバティックなバイシクルシュートや、頭の高さまで浮かんだボールをアウトサイドで蹴り込む。そして、ゲーム展開に関係なく突然シュートを放ち、それをきっかけに強引に流れを引き寄せる。そんな力技ができるのは、今の沼津では薗田卓馬(写真)ただ一人だ。

彼の話を聞いていると、「満足という言葉を知っているか?」と問いたくなることがある。それもそのはず、3部とはいえJリーグ初参戦で二桁得点を記録し、以前には自身も目標と語っていた数字に到達し、得点ランクトップタイに位置していても、「ここまでもっとチャンスがあったし、もっと得点できていたはず。それができていない自分自身の不甲斐なさを反省している」というのだ。型にはまらないプレースタイルは彼の最大の特徴だが、そのプレーを生んでいるのは、彼のあくなき向上心にちがいない。

そして忘れてはいけないのが、守備での貢献である。決して足を止めず、前線からのプレスを怠らず、味方のパスコースを作ることを忘れない。そういったチームプレイに徹した末に、ゴール数が落ちてしまうFWも私は数多く見てきたが、それを両立できるのは稀だ。リーグ1の攻撃力を誇る沼津の中で、攻守両面においてキーになる存在が、どこまでゴール数を伸ばせるか。今後もそのプレーから目が離せない。

文:中村僚(沼津担当)


明治安田生命J3リーグ 第16節
7月9日(日)15:00KO 愛鷹
アスルクラロ沼津 vs AC長野パルセイロ
愛鷹広域公園多目的競技場(アスルクラロ沼津)
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