【横浜FM vs 清水】 ウォーミングアップコラム:ウーゴ ヴィエイラの知られざる過去

2017年7月28日(金)


今節の相手、清水とは5月に戦い、横浜FMが3-1の白星を収めた。そこで2ゴールを奪ったのが、ウーゴ ヴィエイラ(写真)だ。1点目は左サイドのマルティノスの高速クロスに突っ込んで合わせ、2点目は裏へ抜け出し、相手DFの股を抜くシュートを突き刺さす。ここぞという時に顔を出し、きっちり決める「リアル・ストライカー」の神髄を見た。これぞ生粋の点取り屋だ。そう思い、「幼い頃からFWだったのか?」と彼に聞くと、意外な答えが返ってきた。

「5~6歳まではGKをやってました。俊敏だったから結構シュートを止めてましたね。ただ、GKなのにドリブルをして、そのままゴールを決めることが多くなった(笑)。それで監督から前線をやれと言われ、12歳まではFW。その後、23歳までは左サイドのアタッカーでした。カットインしてシュートを打つイメージでやってましたね。ベンフィカ(ポルトガル)にいた24歳ぐらいからトップ下やトップをやるようになりました」

まさか幼少期はGKだったとは! 10年以上、左サイドアタッカーだったというのも意外…。実は生粋ではなく、コンバートにより覚醒した遅咲きのFWだったのだ。27歳だったレッドスター・ベオグラード(セルビア)での1年目、15~16年シーズンにリーグ戦で20得点を挙げて、MVPも受賞。しかも、こんな逸話をウーゴが教えてくれた。

「そのシーズン中、PKを12本獲得したのに蹴るのは僕じゃなかった。キッカーはいつも左サイドの選手。彼は計14点を決めたけど、そのうち12点は僕がもらったPKだったよ(笑)」

もしPKも蹴っていたら、30得点以上は記録していたはず。そう考えると移籍1年目とはいえ、リーグ前半戦での6得点の数字では物足りない。25日に29歳の誕生日を迎えたばかりの背番号7の、“大爆発”を待ちたい。

文:小林智明<インサイド>(横浜FM担当)


明治安田生命J1リーグ 第19節
7月29日(土)19:00KO 日産ス
横浜F・マリノス vs 清水エスパルス
日産スタジアム(横浜F・マリノス)
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