【横浜FC vs 大分】 ウォーミングアップコラム:横浜FCを支える“中盤のダイナモ”野村直輝。大分戦で狙う6ゴール目は、こぼれ球かファインゴールか——?

2017年8月4日(金)


前節の山口戦後、「ようやく半分いきました!」と声を弾ませたのは、先制ゴールを挙げた野村直輝(写真)だった。

開始早々の5分、イバの足元に縦パスが収まると見るや、イバに向かって突進。イバの巧みなワンタッチの落としを受けると、「後ろのカバーがいなかったので」右に大きく持ち出し、右足を振り抜いた。狙い通りにボールが逆側のサイドネットに突き刺さる。生まれ故郷での凱旋ゴールに、背番号7は喜びを爆発させた。

大卒でプロ入りして4年目。野村は今季の目標を「二桁ゴール」と定めている。山口戦のゴールが今季5得点目。開幕戦で決勝ゴールを決め、第10節までに4ゴールを重ねてきたが、その後チームの調子が下降線をたどるとともにゴールが遠ざかった。「もっと自分たち個人個人が、局面を変えるようなプレーをしないと。ボールを取られてもいいから、もっとチャレンジしないといけない」。そう語ったのは第20節の湘南戦の前だった。その湘南戦、続く金沢戦でも野村はシュート3本を放つものの、この時期チームは4連敗。苦しい戦いが続いていた。

しかしブラジルからの“救世主”の加入が、その状況を変えた。「ボールを持てるし、距離感も良くやれる。似たようなタイプの人が来てくれて嬉しい」。レアンドロ ドミンゲスのデビュー戦となった前々節、レアンドロからイバに縦パスが出た瞬間にイバに向かって突進。落としをワンタッチでジョン チュングンにアシストしてみせた。そして前節は自身の3ヶ月ぶりのゴール。最前線のイバ、少し引いた位置で自由に動くレアンドロと、チームに2つの起点があることで、その間で機動力とアイディアを発揮できている。

「今はやってて楽しいですし、見てる人も楽しいんじゃないかと思います」と充実した表情を見せる野村だが、攻撃だけでなく守備での貢献も大きい。前半だけで6km以上走る試合も珍しくなく、後半はさすがに守備でのスライドがキツくなり、交代になることも多い。それでも、「何km以上走ったらお小遣いもらえるとかないですかね(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「俺が走らないといけないので、大変ですけど頑張ります。それに今は、攻撃の時はあまり疲れないので」と、言葉にはやはりチーム状態の良さをうかがわせる。

「J1に行くには、俺が10点以上取るくらいじゃないと無理だと思う」と、今季の目標を聞いたとき、そう付け足した。自身の成績がメインではなく、あくまでチームのJ1昇格のために、野村はゴールを狙う。目標の半分を達成し、「どこかでポンポンとこぼれ球から2点くらい決めて、あとは3点普通に決める(笑)」というプランを明かしたが、今節の大分戦では鈴木義宜とのマッチアップが楽しみだという。「大学時代に(九州大学リーグで)一緒にやっているので。3バックの右だから、ちょうどマッチアップしそう」。もちろん旧友の壁をぶち抜いて、こぼれ球かファインゴールか、いずれにしても6ゴール目を狙うつもりだ。

文:芥川和久(横浜FC担当)


明治安田生命J2リーグ 第26節
8月5日(土)18:30KO ニッパツ
横浜FC vs 大分トリニータ
ニッパツ三ツ沢球技場(横浜FC)
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