【C大23 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:頼もしき『決め彦』、3試合連続ゴールなるか/中島元彦

2017年8月26日(土)


約1カ月の中断期間を経て、1週間前の8月19日から再開した、J3リーグ戦。20日に第19節を迎えたC大阪U-23は、アウェイで相模原に3-1と勝利し、第9節鳥取戦以来となる白星を得ることができた。今季初となる連勝、そして、初のホームゲーム勝利を目指して、27日の第20節では、ヤンマースタジアム長居にて6位の長野と対戦する。

先の相模原戦で、C大23のメンバーは、プロ契約している選手が6人(全員プロ3年目まで、21歳以下)、そして、C大阪U-18所属の2種登録選手がベンチ入りを含めて8人という構成で、14人の平均年齢は18.36歳の若さ。チームトップスコアラーの岸本武流(7ゴール)は別メニュー調整を強いられており、3ゴールずつ記録している西本雅崇と斧澤隼輝は現在トップチーム帯同中。中断前までチーム総得点の15点のうち、13点を叩き出していた選手たちがいないなかでの試合となっていた。さらに、C大阪U-18所属ながらトップチームでもデビューした瀬古歩夢や喜田陽といった、C大23でも活躍している若手のホープたちも、U-17日本代表のチェコ遠征のため不在(瀬古は負傷により途中離脱)。限られたメンバーのなかで戦わざるを得ない状況だった。

それでも、「ここで負けたら、あいつらがおったから勝っていたとか、いいゲームができているとか言われてしまうし、そんなことは言われたくなかった」と阪本将基もいうように、イレブンは奮起。また、「育成がやっているコンセプトが(C大23の選手と、C大阪U-18の選手たちで)しっかり共有されているものがあったので、まったく違和感なくやれましたし、まとまってチームとしてうまく機能した」というのは、大熊裕司監督。「前に出力をかけながら、ボールを奪って、そのまま攻めたい」というチームの狙いがはまり、勝利につながった。

そこで2ゴールを決めて勝利の立役者となったのが、C大阪U-18所属、18歳のFW中島元彦(写真)だ。昨シーズンもJ3の舞台を経験していたアタッカーは、中断前の第18節鹿児島戦でも先発出場からJ3初ゴール。苦況のなかでも希望を見出す一撃をアディショナルタイムに記録。そして、相模原戦では1-0でリードした直後の28分、相手GKのミスを見逃さずに前からのプレスでボールを奪い、そのまま得点を決めると、後半に入って72分にもカウンターで生まれたチャンスをしっかり決めきった。「特に3点目は、苦しい状況のなかできちっと決められたことは、非常に大きな収穫。ああいう局面でしっかりゴールを決められる選手というのは、間違いなく必要になる」と、大熊監督も中島を称えていた。アカデミーでも有望株の1人であり、チームのサッカーを前線から体現する生え抜きFWに、今節は3試合連続ゴールの期待がかかる。

鹿児島戦の試合後も、「ずっと応援してくれているのに0-3まで行って、そのまま終わっていたら申し訳なかったので、その意味では1点返せてよかった」、「チャンスをもらえたので、結果を残してやろう、という気持ちは強かった」と、強い気持ちを示すようなコメントを残していた、中島。アカデミーでともに戦っていたチームメイトから『決め彦』という愛称をSNS上でも披露されていたが、今節も強気な『決め彦』のプレーからは目が離せない。岸本、西本、斧澤と、目に見える結果を出した選手たちが軒並みトップチームに招集されてきたなか、中島も今がチャンスのとき。チームの勝利はもちろん、自らの存在を誇示するためにも、この長野戦は大事な一戦となるだろう。

文:前田敏勝(C大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第20節
8月27日(日)19:00KO ヤンマー
セレッソ大阪U−23 vs AC長野パルセイロ
ヤンマースタジアム長居(セレッソ大阪U−23)
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