【甲府 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム:「俺らも“やるよ”というところを見せたい」堀米勇輝

2017年8月26日(土)


順位は3位も現在のJ1リーグで最強なのは質の高いサッカーが実現できている川崎F。隙が少なく、引いた相手でも崩すことができる質の高い攻撃力は脅威で、totoの投票状況を見てもアウェイの川崎Fの勝ちを買っている人はほぼ8割。ホームの甲府勝利を買っている人は9%弱。この難しい、ここまでで最も難しいと思える試合に臨む甲府の選手の中で、堀米勇輝(写真)は今週の始めからかなり気持ちを見せていた。23日(水曜日)の練習ではクールダウンのジョギングができない程に練習で追い込んだ。

「チームも個人もやれることをやるしかない。広島に負けた(0●1)から追い込んだ訳じゃなく、練習で100%を出さないと試合で何もできないから」

吉田達磨監督は、「川崎Fに対して何ができるか、作り上げることができるか、コッチがするということはあまりなくて――それだけ破壊力がある相手で――川崎Fがほぼ全てを支配するから、何をやらせてくれるのか、どこだけは何かを与えてくれるのか、試合の中で見つけていくしかない」と難しさを話す試合。

この試合で“何かを見つける”キーマンになるのはおそらく堀米。高めの位置でボールを持って、動かして何かを見つけることができる唯一の存在だ。試合前日の練習後は「今週はいい練習ができたし、それをピッチで表現できれば勝てる確率は高まると思う。相手がボールを持つ時間が長くなると思うが、狙いの守備で嵌めて、相手がそこにボールを入れると『カウンターを受けるから嫌だ』と思わせることができれば勝機はあると思う」と話す。チーム戦術の具体的な部分は話さないが、最も難しい相手に対する戦い方で具体的になった部分は週の前半よりも増えているのだろう。

「ただやられるだけじゃなく、『俺らもやるよ』というところを見せて保持率を上げていって前期の試合(1△1)よりも自分たちが成長しているところを見せて、サッカーとしてやり合いたい」

客観的に数字で表現することはできないが、甲府の勝機や勝てる確率はどんなに準備しても3割を大きく割り込む相手ということになるだろう。しかし、大きくはない数字を信じて挑む堀米の覚悟や想いには数字では表せないパッションがある。このパッションがどんなことを起こせるのかスタジアムで見るのが楽しみな試合である。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
8月27日(日)18:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs 川崎フロンターレ