【山形 vs 京都】 ウォーミングアップコラム:本田拓也が握る攻撃の舵

2017年9月8日(金)


残り11試合で6位との勝点差が6。生き残りへギリギリの状態が続く山形が現在採用しているのが中盤ダイヤモンドの4-4-2だ。本格導入は2節前の徳島戦。相手のシステムに合わせて堅く戦う狙いがあったが、後半にはペースを握り攻める展開を実現した。

そして前節、3-4-2-1の岡山に対しても同じシステムを採用している。10月以降も昇格にチャレンジできるステージに立つためには、ホームゲームが4試合行われる9月に勝ち続け、自力で順位を上げていくしかない。ボールを支配し主導権を握る試合は新チーム始動からめざしていたことではあったが、その攻撃性をさらに突き詰めるための4-4-2でもあった。そしてその肝は、アンカー・本田拓也(写真)が前向きにボールをさばくこと。センターバックの2人やダイヤモンドの他の3人などがいいポジションを取りながら常にパスコースを作ることで、それは実現できる。

岡山戦で相手シュートを1本に抑えた要因は、守備の頑張りだけでなく、多くの時間で主導権を握れたことも挙げられる。
「そこはできてる試合も多かったですけど、できる試合とできない試合の差が激しかった。最近はその差がなくなってきたかなあというのもあります」

そうした手ごたえを感じながらも、多くのチャンスを作りながら1得点にとどまったチームに、豊富な経験を積んできたキャプテンは苦言を呈する。
「最後の精度っていうのは低いですよね、まだ。ゴールに向かう姿勢だったりとか、シュート打って決めきる力というのはまだないかなあと。もっと貪欲にならないといけないと思う」

今節の京都戦も「基本的なスタンスとしてはつなぐサッカーで」としながらも、岡山戦とは違う役割も視野に入れている。「京都は2トップへの長いボールが多くなると思うので、そのセカンドをいかに拾えるかじゃないですか。セカンドボール勝負になるんじゃないかなと思います」

背番号14は、勝利のためならいくらでも身を削る覚悟だ。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第32節
9月9日(土)18:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs 京都サンガF.C.