【盛岡 vs 秋田】 ウォーミングアップコラム:初のスタンド観戦となった土井康平。負傷離脱中の経験が新たな糧となる

2017年9月9日(土)


GK土井康平(写真)は、8月20日のG大阪U-23戦で眼窩底骨折を負い、全治6週間と診断された。この影響から昨季の開幕戦から今季負傷するまで全試合フル出場を続けていた守護神は、前節の北九州戦で初のスタンド観戦を経験。ピッチの最後尾からの見慣れた景色とは全く異なる角度、そして心境で試合を見守った。
「北九州戦も含めて最近は一体感がなく、迷いながらプレーする試合が続いてしまっています。スタンドから観ていましたけど、正直、プレーしている方が楽ですね。すごくもどかしさを感じながら観ていました」
一方で、スタンド観戦をしたからこそ感じられた部分、思いを新たにさせられた部分もあった。
「選手は試合のために準備する。そして終わったらまた次に向けて準備をするんですけど、その環境づくりは本当にいろいろな方の協力があるからこそ成り立っているんだなということが改めてよくわかりました。その分、結果で恩返しするという思いがさらに強くなりました」

プライベートでは先月、第一子が誕生。奇しくも、出産の時期と自身の負傷の時期がちょうど時を同じくしたため、誕生の瞬間に立ち会うことができ、出産後も家族と共に過ごす時間を得られた。
「かわいいですね。娘の顔を見ると、がんばらなきゃなという気持ちが強まります。産まれてからまだ試合がないので、これもいいきっかけにして勝ちたい。物心がつくまでは現役を続けたいですし、将来、父親がこういう仕事をしていたということを覚えていてくれたらなと。娘がサッカーをやりたいっていったら?いや、絶対させたくないです(笑)」

怪我を負ったことでさらに実感したたくさんの人の協力と期待。そして、新たに芽生えた命と深まった家族の絆。離脱したからこそ気付けること、学べることはある。シーズンを終えたとき、怪我の功名と言えるような出来事とするために。チームの最古参選手、主将、守護神に加え、「新米パパ」の肩書が加わった土井康平が浮上のきっかけをつくる。

文:高橋拓磨<cross Line>(盛岡担当)


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