【YS横浜 vs 秋田】 ウォーミングアップコラム:「この試合がターニングポイント」 後藤の輝きが勝利へ導く

2017年9月16日(土)


「楽しんでやれている」

後藤京介(写真)はそう笑顔で話した。YSCCはここ3試合で2勝1分と好調。その要因は“自分たちのサッカーの確立”。ボールをポゼッションしながらゴールに迫っていく。そしてコンパクトな守備。そのチームで掲げてきたカタチの “中核”を担っているのがボランチに君臨する背番号14だ。彼からの鋭い縦パス、ダイナミックなサイドチェンジから繰り出す攻撃は、見るものをワクワクさせる。

良さはそれだけにとどまらず、周りを助ける動きも特長の一つ。今季モンテネグロリーグから加入した後藤は当初「自分が良ければ良いみたいなのが正直あった」という。それは結果が全てモノを言う海外らしい考え方だろう。だがそれは決して悪いことではないが、YSCCでは良い方向に向いたとは言えなかった。その中で柔軟に出した答えは「人のことを考えてプレーする」こと。パスのタイミングを合わせることや、「後ろのサポートをして逃げ場を作ってあげることも意識している」。この思いやる作業が余裕を持ったポゼッションを生んでいるのだろう。

しかし、高いレベルを求めるのならまだまだ物足りない。「もう少し前に運べないと前に行けない」と後藤。今季ノーゴールであり、結果からは遠ざかっている。だからこそ自らの価値を高めるためにも欲しいのはゴール。「アシストより、得点のほうが目に見えた結果。J1、J2だけでなく海外を見ても中盤はロングシュートが武器。ウチは少ないので、もっと打っても良い」

そして迎える首位・秋田との決戦は重要度の高い一戦となる。「俺らがここで勝っていったらチームとしても価値が上がるし、チームの一員としての価値も上がる。この勢いを続けるには、この試合がターニングポイント」

プレッシャーやワクワクが混沌する中、楽しみながらプレーすることが勝利への一歩。そうすれば背番号14の輝きは色濃く映し出され、最高の結末が待っているはずだ。

文:髙澤真輝(YS横浜担当)


明治安田生命J3リーグ 第23節
9月17日(日)13:00KO ニッパツ
Y.S.C.C.横浜 vs ブラウブリッツ秋田