【北九州 vs 相模原】 ウォーミングアップコラム:駆ける「センター」、弓崎恭平。揺るがぬ積極性で一点突破!

2017年9月30日(土)


前節富山戦で5カ月ぶりに先発出場した弓崎恭平(写真)。北九州の「フレンドリータウン」になっている遠賀町の出身で、福岡大を経て15年に北九州入り。両サイドバックでプレーする地元出身選手への期待は膨らみ、後半戦のポスターではFW池元友樹が大きく扱われる中、弓崎も最前列「センター」を確保した。「デザイナーさんの優しさじゃないかな」とはにかむが、富山戦では幾度もオーバーラップしてクロスを入れ、センターに違わぬ存在感を示した。

際立ったのはゲームの後半。54分に弓崎が入れたクロスボールを嚆矢に、前半は抑えられていた攻撃が活性化。弓崎自身がボールを持ち出して駆け上がる回数も増えていった。前半は「距離感が悪くて後ろで繋がされているだけだった。前になかなか入れなかった」とチーム状況が芳しくなく、ボールも思うように引き出せなかった。持ち味は後半に見せたような果敢な攻撃参加。後ろにはり付いていた前半の戦いは望んだものではなかった。

試合に出られない間も結果に繋がるプレーを意識してきた。「同じポジションの選手を見て、どういうプレーをすればいいか。もうちょっとこうできたんじゃないか。もっと仕掛けられたり押し込めたんじゃないか」と考え自分にできるプレーをイメージ。パス交換に入るだけでなく、「仕掛ける人が少ないので、個で打開できる人がもっといればいい。自分も個で行けるときは仕掛けて行っていた」と久々のピッチでは弓崎らしさを見せた。

ただポジション争いは激しく、仕掛けやクロスのチューンアップを怠ることはできない。本城陸上競技場で練習した28日、弓崎は全体練習後もピッチに残り、長身選手をターゲットにクロス精度を磨いた。「後半は距離感も良くなってパスも付けたり、クロスも上げられた。結果に繋がらなかったのは残念に思う」と省み、さらなる精度向上を自分自身に課す。

1年でのJ2復帰を目指す北九州は今、崖っぷちに立たされている。弓崎はこう強調する。「いい時はいいが、点が入らなかったりとか、そういう時は躊躇している。悪い時間帯にどうゲームを作るか。点を取って流れを作っていきたい」。弓崎のような若手や、ピッチまでが遠くくすぶる選手たちの覇気をチームのスタミナ源に、この難局を脱したい。10月初戦の日曜日はJ3で初黒星を喫した相手、相模原をホームに迎える。

いよいよ終盤戦だ。「結果に繋がるプレー」へ、サイドバックを張るセンター、弓崎恭平がサイドラインを軽やかに駆けていく。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第25節
10月1日(日)14:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs SC相模原
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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