【仙台 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:関憲太郎。粛々と、勝つための準備を進めるGK

2017年11月17日(金)


仙台は18日にJ1第32節で、大宮をホームに迎える。約3週間の明治安田J1リーグ戦中断期間を終え、残された3試合で今季に積み上げてきたものを存分に出すべく準備してきた。だが、それをぶつける相手がこの一戦を前に監督を交代したため、未知の部分が多くなった。

しかし、そこで動じることなく、試合に向けた準備を選手達は進めている。関憲太郎(写真)はその代表で、「今回のように情報があまりないようなときでも、それでかえって引き締まることもあります。そういう方向に持っていきたいですね」と、前を向く。もちろん、チームとして可能な限り集めた情報は共有するが、未知の相手を怖れるよりも、未知の相手にどう勝つかを考え、最善の準備を尽くす構えだ。

関は常に、粛々と準備を進めている選手である。今季は明治安田J1の開幕戦で先発を務めたが、中盤戦ではベンチスタートが続いた。しかしJリーグYBCルヴァンカップでは、多くの試合に出場。特にグループステージではJ1公式戦経験がまだ少なかった選手と守備陣形を組む場合も多かったが、彼らとともにチームを支えて、この大会での仙台の躍進に貢献した一人となった。リーグ戦でも第27節・C大阪戦で試合前日の味方の負傷により急遽出番が巡ってきたが、落ち着いたセーブで勝利に貢献し、その後もゴールを守る。なかなか途中交代もないようなGKというポジションでも、いつ来るか分からない出番に、しっかり備えている。

GKは、いつどこから飛んでくるシュートに対しても、備えなければならない。これまでも「予測をしっかりできるようになるために、いつもしっかり準備していなければならない」と、関は様々な事態を想定して、試合につながる練習に取り組んできた。彼はダッシュの加速力、俊敏性に優れ、少し反応が遅れたとしても間に合うような、素早いセービングが可能だ。しかし経験を積んだ今は、その身体能力だけに頼らず、味方と連係した適切なポジショニングで、セービングをより堅実なものとしている。

「残り3試合を駆け抜けられるように、ちょっとしたことでもスキルアップできるように、課題に取り組んできました」と、関はリーグ戦中断期間での準備を振り返る。その“ちょっとしたこと”の積み重ねが、円熟のセーブを生み出すことを、関は身を以て示す。

「今季の自分たちのスローガンは“Be STRONG”です。『いいサッカーができた』というだけではいけません。もともとプロは結果を出す世界ですし、強いということは、勝つ姿を見せられるということとイコール。そういう姿を見せなければ」

シーズンの終盤に、関はチームがより強くなるために貢献するような、より堅実なゴールキーパーへと成長を続けている。

文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第32節
11月18日(土)14:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs 大宮アルディージャ
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
みんなの総合評価 (4.4)
臨場感 (4.6)
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イベント充実 (3.7)
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