【札幌 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:得点量産中の元イングランド代表FW。鳥栖の堅い守備を打ち破れるか。

2017年12月1日(金)


11月にはホームゲームが組まれておらず、およそ1ヵ月ぶりとなる札幌のホームゲーム。この間のアウェイ戦には足を運べなかったというファン・サポーターには、よりいっそう楽しみな一戦であることだろう。この間には清水に勝利して16年ぶりとなるJ1残留を決め、前節は強敵・G大阪に勝利。敵地でたくましい姿を見せての、最終節のホーム凱旋である。

やはり、ジェイ(写真)だ。今シーズンの札幌は中盤戦を過ぎてもなお、アウェイでの勝利がなく、いまひとつ勝点を伸ばしきれずにいた要因でもあった。それがFC東京戦、清水戦、G大阪戦とここにきてアウェイ3連勝である。そしてその3戦の全得点(5点)を挙げているのが、元イングランド代表FWジェイなのである。その3戦に限らず、7月にチームに加わってから13試合で9得点という圧倒的な得点力を見せつけており、完全なるJ1残留の立役者となった。

「自分の特徴を周囲が完全に理解してくれているし、自分も周囲の特徴を試合を重ねるごとによりわかっていった。連係が高まり、チャンスの質が上がっているのだから、私の得点が増えるのはごく自然なことだ」とジェイ本人はキッパリ。「チャンスの数が増えれば、もっともっと得点を取れる自信もある」とも続けた。

11月上旬に、練習中に救急搬送された出来事には多くの人が動揺をしたはず。結果的には大きな問題はなく、本人も「過去にもあったこと。大丈夫です」と言っていたが、それでもやはり心配をしてしまうもの。だが、そこからの2試合で3点を奪ってしまうのだから、心配を通り越して頼もしさすら感じてしまった人もいたことだろう。

特筆すべきは、やはりその身長190センチの長身を生かしたヘディングシュートだろう。本人は「本当は足でのシュートのほうが得意なんだけどね」と笑うが、その高さは圧倒的なもの。ただし、得点につながったものはもちろん、つながらなかったヘディングシュートを振り返っていくと、物理的な高さばかりでなく質も高い。サイドからクロスに対し、できるだけ相手の長身DFとではなく、高さ的なミスマッチを生み出せる選手と競り合えるポジションを取っている。また、ボディコンタクトで対応し難いように、後方から走り込みながら競ることで自らのストロングポイントをより発揮している。中盤での巧みなボールキープからもわかるように、あらゆる箇所がハイレベルなストライカーなのだ。

イタリア人のマッシモ フィッカデンティ監督が率いる鳥栖は堅実な守備が売りのチーム。ゴール前にカギをかけることを得意とする。そうした相手とジェイとの攻防は、これはもう見応え十分どころか、見応えしかない。

どちらも残留やACL出場権を争う状況での試合ではないが、ジェイを中心に白熱した戦いでシーズンを締めくくってくれるはずだ。

文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J1リーグ 第34節
12月2日(土)14:00KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs サガン鳥栖
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