【福島 vs 盛岡】 ウォーミングアップコラム:ひたむきに最後まで諦めずに走る密集サッカー~田坂和昭監督と歩んだ2017年

2017年12月2日(土)


今シーズンの福島は大分、清水での監督経験を持つ田坂和昭監督(写真)を招聘しての1年となった。開幕直後は4連勝、一時は首位に立ったが、その後厳しい戦いを強いられ、2度の4連敗を経験するなどチームは低迷。一時期は3バックを試すなど、田坂監督は福島の選手に合った戦いを模索し続けた。

そんな中、夏以降監督の希望を踏まえた形での補強が実現。GK伊藤剛、MF志知孝明、FW小牟田洋佑、MFニウドの4名の加入は大きく、チーム力は向上した。北九州、長野、鹿児島と上位相手にも勝利し、この1年の積み上げは目に見えた成果として表れ始めた。選手の体づくりや食生活の改善も功を奏し、ひたむきに最後まで諦めずに走る密集サッカーは徐々に形となってきた。

こうした1年について田坂監督は「まだベースの段階です。一気にこれをやって急成長するという特効薬はまずありません。今シーズン開幕で連勝し、その後連敗した中、選手としてもチームとしても、技術もメンタルも成長がありました。それが土台になって夏以降だんだん自信になってチームとして噛み合ってきましたが、これはあくまでベースです」と土台を築いた年であったと振り返る。「これを続けていき上乗せしていく作業をして、選手にももう1~2ランク高い要求をしなければなりません。チームもそれに伴いランクアップしないといけません。ベースはある程度できたかもしれませんが、結果としてまだ足りないところがあります」。今後福島をさらに成長させるための意欲は旺盛だ。

良い形で来シーズンにつなげるためにも最終節はぜひ勝利で締めくくりたい。「普通の試合と変わらずモットーであるひたむきに戦うことを前面に出しながら、最後の試合なのでみんな一つになって結果を求めるようやっていきたいです」。あふれ出る情熱で、チームを戦う集団へ変えた指揮官は、今シーズンラストゲームも貪欲に勝利を目指す。

文:小林健志(福島担当)


明治安田生命J3リーグ 第34節
12月3日(日)13:00KO とうスタ
福島ユナイテッドFC vs グルージャ盛岡

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