【岡山 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:今季チーム初ゴールを決めた塚川孝輝と長澤徹監督。

2018年3月3日(土)


今季、チームの初ゴールを挙げたのは、塚川孝輝だった。上田康太のFKをヘディングで押し込んだゴールは、開幕戦の決勝点になった。「康太さんから良いボールが来て、決めてやる、と思ってフンっ!ってやったら入りました」と、頭を動かしながら説明する。

2年目のシーズンを過ごしている。開幕の徳島戦では、昨年以上に相手に激しくプレッシャーをかけてボールを奪う場面が目立った。この試合では上田がアンカーで、その前の位置で塚川と伊藤大介がプレーしていた。

「康太さんがワンボランチだったので、どんどん前に出ることが出来ました」と振り返る。塚川にとって、ボランチでコンビを組むこともある上田は、「全面的に信頼できる、学ぶことしかない存在。いつも『自由にやっていいよ』と言われています」。

長澤徹監督は、この2人は「正反対」なタイプだと言う。「きちっとしている子とワイルドな子。でも、うちの流経組は、関戸健二も澤口雅彦も椎名一馬もそうだけど、みんな素直。『素直』が能力なんじゃないかな。(塚川は)やるべきことをしっかりとやっている。でも本人が何を目指して、どうサッカーをするのか、そこだけが問題で、一番大事。高いところを見ているなら、まだ全然駄目だし」。

ルーキーイヤーの昨年は、34試合に出場し2得点。昨年末、話を聞いた時、1年目の自分にまったく満足はしていないし、満足したら終わりだと話していた。そして将来はドイツでプレーしたいことも明かした。「だから自分には時間がないと言い聞かせています。遊んでいる暇も立ち止まっている暇もない。でも、ここでなら成長できると思う」。また、長澤監督について聞くと、こう答えた。「人間的にも大好きで、監督としても大好きなので、今年、何度も頭を下げさせてしまったことを申し訳なく思っているし、そういう姿を見て自分もすごくつらかった」。

実は今週、長澤監督から塚川について聞いた時、別の取材を終えた塚川が横のベンチに来たが、自分の話だとわかると静かに席を離れた。長澤監督の話は、「本人にも言ってるけど、素直だから大化けするかもしれない。何かやらかすかもしれない。(だから)何を目標にしているのか、どこを目指しているのか、はっきり(今から)宣言したほうがいい」というところで終わった。話し振りは、取材陣が選手個人について聞いた時と違いはなかった。

その直後が塚川の取材だった。終わると、「徹さん、ほかに何か言ってなかったですか。俺、話を聞いてちゃだめかなと思ってあっちに行ったんですけど」と塚川。塚川と長澤監督の関係は、チーム内の師弟関係のひとつ、監督と選手の関係のひとつだが、塚川のオープンな性格から見える部分は大きく、印象的な交錯となった。彼が抱えている思いを、今季のピッチでどう表現していくかがとても気になる。

文:尾原千明(岡山担当)


明治安田生命J2リーグ 第2節
3月4日(日)14:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs 栃木SC
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