【大分 vs 山形】 ウォーミングアップコラム:チーム在籍7年目。チームの顔となったクセが弱いストライカー後藤優介

2018年3月3日(土)


チーム在籍7年、ユース時代を加えれば10年。今やチームの顔となった後藤優介。大分で過ごした年数とともに着実に実力も積み重ねた。大分Uー18からFWとして初めてのトップ昇格選手として、期待は大きかった。スピードを生かした仕掛けとゴール前のシュートセンスで一気にブレイクするはずだったが、プロの壁に阻まれた。当時は高松大樹、森島康仁、チェジョンハンら“クセが強い”ストライカーが君臨し、人見知りで、優しい性格の後藤が通用するほど甘くはなかった。

それでもクラブは若きストライカーの将来性を見据え、根気強く育成した結果、5年目で花開く。その年J3に降格したチームは1年でのJ2昇格を課され、負けられない試合が続いた。自陣に引いてしっかりとブロックを築く相手、前線から猛烈なプレスを仕掛けるチーム。これまでと異なる“クセが強い”チームと対戦したことで、後藤のプレーは明確になった。

ストライカーに求められる我の強さを捨て、周囲に使われる“クセが弱い”ストライカーへと変貌した。チームも個の力で打開するのではなく、コンビネーションで崩すサッカーを掲げていたこともあり、後藤は重宝された。その年はプロ入り後、初のふた桁得点(14点)を挙げ、昨年も17得点を記録し、2年連続チーム得点王となり一気にブレイクした。

今季は開幕戦で2得点。幸先の良いスタートを切ったが慢心はない。「コンビネーションで崩し、得点できたことが良かった」とまずはチームメイトに感謝し、チームの勝利を喜んだ。「チームの勝利に貢献できるゴールを決めたい」。今節も謙虚なストライカーにボールは集まり、後藤のゴールのお膳立てをしてくれるはずだ。

文:柚野真也(大分担当)


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