【福島 vs 群馬】 ウォーミングアップコラム:第二のふるさとのために~キャプテン石堂和人3.11開幕への思い

2018年3月10日(土)


「在籍8年目、福島が第二の故郷になりました石堂和人です!」

今週行われた福島のキックオフパーティー。パーティーの締めくくりとなる決意表明の場で、キャプテンMF石堂和人(写真)がこう切り出すと、出席者から拍手喝采を浴びた。

石堂は埼玉県久喜市出身。佐野日大高、帝京大を経て、長野エルザSC(現在のAC長野パルセイロ)、松本山雅FC、FC町田ゼルビアを経て2011シーズン、当時東北社会人リーグ1部の福島ユナイテッドFCに移籍したが、その年の3月11日、東日本大震災が発生。福島第1原子力発電所で事故が発生し、チームを去る選手もいた中、石堂はチームに残り活躍を続け、2011・2012シーズン東北社会人リーグ1部で連覇し、JFL昇格に貢献。2014シーズンからのJ3参入後も主力選手として活躍し、2016シーズンまではキャプテン、昨シーズンは副キャプテン、そして今シーズンからは再びキャプテンに就任した福島の精神的支柱だ。

今シーズン、震災から7年となる3月11日にホームで開幕戦を迎えることについては「震災の後、たくさんの方々に支えられて、今、福島ユナイテッドFCというチームがあることに本当に感謝しています」と震災後多くの支援を受けながら福島の地でサッカーをすることができたことへ感謝の思いを述べた。「たくさんの仲間たちが築き上げてきたこのチームへの思いも背負いながら戦わなければいけない、と改めて思い出させてもらいました。そこを胸にしまいながらやっていきたいと思います」。震災後の非常に苦しい状況の中、共に戦って来た仲間のことも決して忘れていない。特別な日の一戦にかける思いは人一倍だ。

「勝たなければいけない試合です。たくさんのサポーターの皆さんと喜びを分かち合って良いスタートを切りたいと思います」と力強く語る石堂。いつしか第二の故郷となった福島のため、これまで共に戦って来た仲間のため、2018.3.11も全力で戦う姿を見せる。

文:小林健志(福島担当)


明治安田生命J3リーグ 第1節
3月11日(日)12:30KO とうスタ
福島ユナイテッドFC vs ザスパクサツ群馬

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