【甲府 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:山本英臣――頭と身体、判断と反応のバランスで戦う――プロ20年目・経験値がアドバンテージ

2018年3月20日(火)

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若返りを図るチームにあって山本英臣(写真)だけは37歳――チーム最年長――であることはアドバンテージでしかない。175cm69kgというサイズは普通、特別足が速いわけでもなければジャンプ力が人並外れている訳でもない。最大の武器は積み重ねてきた経験値が詰まった頭の中。理解力、観察力、判断力が研ぎ澄まされている。気になる故障個所がないわけではないが、ここ何年もなだめながら付き合って来ており、コンディションがよければ25歳の選手とも渡り合える。そして、今、そのコンディションは連戦でも保たれている。

今季は開幕戦(vs大宮、1-2●)に先発したあと、一度先発の座を失ったものの3月14日のルヴァンカップ第2節で先発復帰すると好調の清水相手に1-0の勝利に貢献。DFラインの統率力の高さとカバーリングの良さを見せつけた。中2日でリーグ戦第4節のアウェイ福岡戦にも先発して2-0の勝利に貢献。前半の終盤と後半、福岡に何度も決定機を作られる難しい試合で、「身体だけ回復しても仕方がない。(疲労による)身体と頭のバランスがよくなかったかもしれない。もう少しタイミングよくラインを上げられていればサイドの選手の負担を減らすことができたと思う。不細工な試合になったけれど、勝って反省できるのはいいこと」と自己分析して試合を振り返った。年齢とコンディション面に注目が集まる。しかし、コンディションだけでなく頭と身体、判断と反応のバランスという視点で山本は話す。

もし今節先発があるなら、移動を伴った福岡戦から中3日、9日間で公式戦3試合という事になる。吉田達磨監督は「パフォーマンスが凄くいい。(勝利の)雰囲気を持っている」と今の山本を評する。ついつい37歳のコンディションのことばかり気にしてしまうが、起用される理由をラインコントロール、カバーリングなどのプレーの中の質に見出すことが面白いかもしれない。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J2リーグ 第5節
3月21日(水)14:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs 徳島ヴォルティス
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
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