【柏 vs 神戸】 ウォーミングアップコラム:小池龍太が示すもの

2018年3月29日(木)

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小池龍太(写真)は、前節のG大阪戦を振り返る。
「ガンバは試合途中で左サイドの選手を2枚替えてきました。それが僕たちへの対策だったのかはわからないですけど、これからも試合途中にフレッシュな選手を左サイドに入れて、レイソルの右サイドを抑えようとするチームは増えてくると思う」。

柏の攻撃における最大のストロングポイントは小池と伊東純也による右サイドアタックだ。ただ、小池は今季のこれまでの戦いにおいて、二人のコンビが対戦相手から昨季以上に警戒されているのを感じているという。
それでも「僕たちはガンバ戦でチャンスを作れていました。崩せない相手はいないと思っています。そこはレイソルの強みでもあり、僕は自信を持っています」と胸を張って強気の言葉を口にした。

「スピードに乗ったJ(伊東)を止められる選手はいないと思う。彼は一人で突破できる武器があるから、その形を引き出そうと思っています。僕はなるべくJがボールを触る回数を増やしたい」

小池は伊東の特徴をいかにして引き出すかを第一に考えている。
昨年12月のE-1選手権で華々しい日本代表デビューを飾った伊東は、柏が誇るスピードスターだ。ただし彼と右サイドでコンビを組み、その特徴を後方から引き出しているのは間違いなく小池である。「もうだいたいやりたいことはわかる」と小池が話すとおり、昨年1年間の戦いを経て二人のコンビネーションは格段に高まった。
そして小池が伊東を使いこなすように、伊東に話を聞いても「相手が俺に付けばリュウ(小池)が空くので、そうしたらリュウを使えばいい」と二人は阿吽の呼吸を誇る。

ポジションを中央に絞った伊東に相手のSBが付き、外のスペースが空けば、小池はそこへ猛然と駆け上がってくる。昨季の第7節、ノエスタでの対戦で柏が挙げた先制弾はまさしくその形から生まれ、小池のクロスを大谷秀和が滑り込みながらゴールへと押し込んだ。

伊東のスピードを引き出すだけではなく、スペースがあれば自らそこへ駆け上がってチャンスを演出するイメージを、小池は常に抱いている。
「前節のガンバ戦でも最後にザキさん(山崎亮平)に出して、得点は決まらなかったけど、ああやって相手の嫌なところにボールを入れていきたい。そこはチャンスがあれば今回もどんどん狙っていく」。

昨季の神戸戦で記録した大谷へのアシストは、小池にとってJ1初アシストだった。そして、その試合を2−1で勝ち切った柏は波に乗り、破竹の8連勝を記録して一気に優勝戦線へと躍り出た。
柏は現在1勝2分1敗と波に乗れない戦いが続くが、こういうときこそ下部ディビジョンから這い上がってきた小池の屈強なメンタリティーは大きな武器となるだろう。

連勝を呼び込んだ昨季の再現に向けて、背番号13が右サイドを駆け上がる。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第5節
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