【G大23 vs 藤枝】 ウォーミングアップコラム:開幕戦で2ゴールを挙げた食野亮太郎。『空回り』を自覚し、今一度『自分らしさ』に立ち返る。

2018年3月31日(土)


開幕前から「結果が大事」だと自分に言い聞かせてきた。

理由はシンプルで、トップチームで試合に出たいから。そのためには『結果』でアピールすることが近道だと思っていた。 

そんな風に考えるようになったのは開幕前の2次キャンプの頃からだ。「若手選手の育成に定評がある監督」として知られるレヴィ クルピ監督の就任を「トップチームに絡むチャンス」だと捉えていた食野だったが、蓋を開けてみれば、クルピ監督がセレクトするのは昨年、トップチームでプレーしていた選手ばかり。今季はトップチームとU-23チームが合同でトレーニングをしている状況に「監督の目に止まるチャンスは多いはず」と考えていたが現実は厳しく、トップチームで試されることすらない。「おそらく名前も覚えてもらっていないかも」と悔しさをにじませた。

だから、J3リーグ開幕を前に、気持ちを『結果』だけに向けていた。

「こうなったら、めちゃめちゃ点を取るとかアシストするとか、目に見えた数字の結果を残すしか、チャンスを引き寄せる可能性はない」

そう思えばこそ、J3リーグでの『結果』にこだわった。そして食野亮太郎(写真)はその言葉を体現するがごとく、開幕のグルージャ盛岡戦で2ゴールを挙げ、チームの逆転勝利に大きく貢献した。

「クルピ監督になって『シュートを打て』と言われるようになり、シュートを打つことや点を取ることへの意識がより向上して、普段の練習からシュートをたくさん打っていたのが良かったんだと思います。後半はオープンな展開にもっていけて、自分にもどんどんボールが入ってきたので楽しくプレーできました。ただ、まだ1試合。これを続けていかないとアピールにならないし、今後も結果にこだわってやっていきます」

だが、この一戦以降、食野は出場した2試合で思うような結果を残せていない。本人も「結果にこだわる余り、本来ならパスを出すべくところで出さなかったり、といった我の強さがマイナスに働いて空回りしている」と苦笑いを浮かべる。

「『続けて』ということを意識しすぎて、試合のDVDを見返したらめっちゃ空回りしていました(苦笑)。でも、まだシーズンは始まったばかりで、慌てることはないなと。逆に焦りが自分らしさを失うことになっては意味がない。だから今節はもう少し肩の力を抜いて、でも、拘るところは拘って、プレーします」

気持ちの焦りにはブレーキをかけ、でも、プレーは加速させてーー。その先に念願のトップチームデビュ−があると信じて。

文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第5節
4月1日(日)14:00KO 吹田S
ガンバ大阪U−23 vs 藤枝MYFC
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪U−23)
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