【ニッパツで見よう!】コミュニケーション力高き情熱の守護神~山本海人(横浜FC)~

2018年2月22日(木)

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2018シーズン開幕!スタジアムにこの新戦力を観に行こう!

各担当ライターが、期待の新戦力を紹介するJ's GOALの新企画。
選手のプレー面はもちろん、人間性にぐっと迫るような記事をお届けしています。
この記事を読んで、ぜひスタジアムに足を運んでください!

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クラブ創立20周年を迎える今季、横浜FCは昨年に続いて本気モードでJ1昇格をねらっている。昨季25ゴールを挙げJ2得点王に輝いたイバ、守備の要として大活躍したカルフィン ヨン ア ピンをはじめ、レアンドロ ドミンゲス、佐藤謙介、ジョン チュングン、野村直輝ら主力をほぼチームに残し、実績のある即戦力を補強した。補強の目玉は松井大輔に譲るが、ここまでチームに与えている影響が最も大きいように映るのが、千葉から期限付き移籍で獲得したGK山本海人。ユース年代から世代別代表に名を連ね、日本代表歴もある32歳のベテランだ。

ここ数年、横浜FCのGK陣の年齢構成は独特だった。大ベテラン南雄太の下は、いきなり20歳そこそこの若手2、3人という状態。昨季は37歳の南、22歳の高丘陽平、18歳の市川暉記の3人体制でスタート。南が開幕戦で負傷し、続いて市川も練習中に怪我したことから、急きょこれまた大ベテランの北野貴之(現鳥取)を加入させたが、相変わらず30歳前後~20歳代後半の、ベテラン~中堅の存在がすっぽり抜けていた。そこに山本海人が加わったことで、バランスは改善された。しかもJ1経験も豊富な実力者で、度重なった怪我さえなければJ1のゴールマウスに立ち続けていて然るべき存在である。

その背番号21は、新加入会見から異彩を放った。まず「一言挨拶を」と求められた話が長い。「自分のストロングポイントはコーチング」といい、しかも「試合中、練習中だけの声ではなく、ピッチ外、オフ中でも自覚を持って、選手とコミュニケーションを取ることが自分の長所」と言い切った。さらに横浜FCの印象について、彼が話す前にマイクを握った奥寺康彦会長兼スポーツダイレクターの「このチームには『あとちょっと、もう少しというところ』が欠けている」という話を引用し、「僕自身も外から見ていて、横浜FCには『まあいいか』『後でやればいいか』と、そんな曖昧なことが多いんじゃないかと感じていた」と語ったのは、聞いていて「え? 新加入選手がそんなこと言う?」と少し驚いた。が、彼は続けて、「そこを僕が、ピッチ内外でコーチングして変えていきたい」と力強く宣言した。

その言葉通りにプレシーズン、山本海人はピッチ内外で精力的に動いている。練習中、練習後に選手と話し込む姿はもちろん、監督とも積極的にコミュニケーションをとり、守備について監督の考え方をチームメートに伝える役目も担う。もちろんピッチを離れても、食事会などで「オフのコーチング」を続けている。

正守護神の椅子はたった一つ。もちろん南や高丘も、譲るつもりはないだろう。ただ新加入とはいえ、キャラクターと実力、情熱を兼ね備えたベテランGKはここまで、開幕で正守護神の座を射止めるのではないかと思わせるだけの存在感を見せている。「去年は納得のいかないシーズンで、心も体も自信のあった状態だったのに、試合に出れない理由を自分で納得できなかった。自分を必要としてくれた横浜FCの気持ちに応えたい」。その姿をぜひ、ニッパツ三ツ沢球技場に見に来ていただきたい。

文:芥川和久(横浜FC担当)

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ニッパツ三ツ沢球技場(横浜FC)

★横浜FCホーム開幕戦★
明治安田生命J2リーグ 第1節
2月25日(日)14:00KO ニッパツ
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