【藤枝サで見よう!】ゴールのイメージが湧きまくりの新エース。苦労人が藤枝で生きる理由とは?~谷口堅三(藤枝MYFC)~

2018年3月8日(木)

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2018シーズン開幕!スタジアムにこの新戦力を観に行こう!

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昨シーズンは前年と同じ7位に終わったが、サッカーの質ではJ3内で強い印象を残した藤枝。その証拠に昨季の主力選手4人が明治安田J2やJ2ライセンスを持つ強豪クラブに引き抜かれた。それもあって今季は半分以上の選手が入れ替わったが、大石篤人監督は「今年は本当におもしろい選手が増えました」と独自の“藤枝スタイル”のアップグレードに向けて自信を見せている。
ちなみに、選手が入れ替わっても藤枝が同じスタイルで年々質を上げられているのには裏付けがある。ひとつは、大石監督と分析担当が1年を通してじっくりと他チームの選手を観察しながら藤枝のスタイルに合う選手をピックアップしていること。選手のほうも、藤枝のサッカーに魅力を感じ、「あのサッカーをやりたい」という思いを持って加入してくるケースが多い。
もうひとつ重要なのは、藤枝に来てあらためて持ち味が生かされ、復活や急成長を見せる選手が多いこと。2016年に群馬から藤枝に来て大きく成長し、今季J2の栃木に移籍した久富良輔も代表的な1人だ。その要因は、チーム戦術にはまる潜在能力の高い選手を的確に獲得していることもあるし、大石監督の育成力や選手の自主性を重視するチームの気風もあるだろう。けっしてチーム人件費が高いクラブではないが、それらのことが加入する選手にとって大きな魅力になっていることは間違いない。

というわけで今季も、相思相愛で藤枝に加わり、持ち味や本領を存分に発揮して注目される選手が多くなることだろう。
中でもとくに期待してほしいのは、盛岡から来たストライカー・谷口堅三だ。
鹿児島市出身で選手生活13年目の29歳。初めはJ2の鳥栖に入ったが4年間で花開かず、その後は鹿児島県リーグ、九州リーグ、JFL、J3と徐々にステップアップしてきた苦労人だ。そんな経験の中で元々持っていた得点感覚に磨きをかけ、その他の起点になるプレーや守備の面でも進化を続けてきた。
3年間在籍した盛岡では、守備的なチームだったこともあって2015年が3得点、16年が8点、17年が7点だったが、「その倍は取れると思うし、得点王争いに加わってほしい」と大石監督は言う。その根拠は、やはり藤枝のサッカーの中で彼の特徴を大いに生かせるという手応えがあるからだ。
谷口自身も「クロスへの入り方とか、相手より前で触るとか、突っ込んで点を取るというのは自分の持ち味だと思っています」と言うように、クロスから点を取る形は彼の最大の持ち味だが、昨年のデータでは藤枝はクロス数がJ3でダントツの1位。最大の供給源だった両ウィングバック、久富と平石直人は移籍したが、代わりに光永祐也、齊藤隆成、小牧成亘、関光博といった能力の高いサイドアタッカーを獲得し、「クロスの精度は昨年よりも確実に上がっている」と大石監督は胸を張る。

システムは昨年と同じ3-4-2-1で、1トップの谷口の後ろに構える2シャドーには岩渕良太というテクニシャンが加わった。谷口はクサビのボールを収める能力も高いので、シャドーとの連携もより活発になり、ワンツーやスルーパスで中央から崩して点を取る形が増えることも楽しみのひとつとなる。
「監督からは前線で起点になるだけじゃなくて、点を取るポジションにいてほしいと強く言われるので、僕としてもすごくありがたいですし、今は点を取れるイメージがすごく湧いているので、開幕が本当に楽しみでしょうがないです」(谷口)
苦労人らしく周囲に対する配慮や献身的な姿勢でも若い選手たちの範となり、人間的にも非常に明るく気さくでチームの空気を良くしてくれる超ポジティブな点取り屋。開幕をいちばん楽しみにしているのは誰よりも彼自身だが、観ている側にとっても期待せずにはいられない選手だ。

文:前島芳雄(藤枝担当)
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藤枝総合運動公園サッカー場(藤枝MYFC)

★藤枝MYFCホーム開幕戦★
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3月10日(土)13:00KO 藤枝サ
藤枝MYFC vs AC長野パルセイロ

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