【G大阪 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:圧巻の運動量でチームの攻撃を彩る米倉恒貴。『連勝』を目指してピッチに立つ。

2018年5月1日(火)


前節のサガン鳥栖戦。圧巻の運動量と攻撃参加でチームを加速し続けた。与えられたポジションは本来のサイドバックではなく、右サイドハーフ。もともと攻撃力に定評があり、ジェフ千葉時代にも、また14年シーズンよりガンバ大阪でプレーするようになってからも前目のポジションで起用されることはあったが、今季、右サイドハーフで『先発』するのは初めてのことだった。
「もともとサイドバックをやっている分、相手のサイドバックが『ここで追われたら嫌だな』とか『ここで走られたら嫌だな』というのはわかるので、そこを意識してプレーしていました」

昨年はケガに苦しめられた。一昨年末に負ったケガのリハビリでスタートし、復帰が見えていた矢先の4月頭には右肩鎖関節脱臼で再び戦列を離れた。しかも夏場には股関節痛が影響してコンディションが上がらない時期を過ごすなど、年間を通してケガと向き合う時間が長く、シーズン後には悔しさをにじませた。
「『これ以上苦しいことはないだろう』と思うくらい、精神的にキツい1年でした。ただその分、根っこの部分は強くなった気がします」

だからこそ、今年に賭ける思いは、人一倍強く、シーズンインに際しては「自分を信じてやるだけ」と強い思いで臨んでいた。その中では、熾烈なサイドバック争いもあって全公式戦に出場してきたわけではないが、出場した試合では常に『思い』を示すそうと全力でピッチを駆け続けた。特に最近は、コンディションが高まるのと並行して本来の攻撃におけるキレを伺えるシーンも格段に増え、また、低迷を続けるチーム状況への責任もあってだろう。「久しぶりに試合で声が枯れた」と話すくらい、ピッチではチームを鼓舞する声がよく聞かれるようになった。

その中で示した鳥栖戦での圧巻のパフォーマンス。放った4本のシュートは枠を捉えることこそできなかったが、そのプレーに何度も、何度もスタンドが湧いた。
「自分があそこで起用されたということは、縦への推進力を求められてると思ったので、奪ったあとに出ていくところはすごく意識していました。シュートもたくさん狙ったので、できれば(ゴールという)結果を出したかったですけど、チームが勝ったので良かった。要所要所でサボった部分もあったけど、本当に相手にやられてはいけないところは守備もサボらずにできたし、改めてメリハリは大事だと感じました」

これで、ホームでのJ1リーグ戦は3連勝。「ホームで勝てるのは、チームが波に乗れる要素」としながらも「いい勝ち方をした後に負けてしまう試合が今季は二度続いているので、次が本当に大事」だと米倉。その思いを胸に、仙台戦では『連勝』だけを目指してピッチに立つ。

文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第12節
5月2日(水)19:00KO 吹田S
ガンバ大阪 vs ベガルタ仙台

パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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