【甲府 vs 山口】 ウォーミングアップコラム:監督交代後の初戦は古巣山口戦。超過密スケジュールを前に再発進する上野展裕ヴァンフォーレ。

2018年5月2日(水)


前節の千葉戦では5分にジュニオール バホスのゴールで先制して、内容的にも千葉を凌駕していたが後半のアディショナルタイムに失点して悔しい引き分け(1-1△)となった甲府。クラブは吉田達磨監督との契約解除を決断し、前山口監督の上野展裕(写真)氏にオファー。佐久間悟GMが上野氏に電話を掛けたのが千葉戦の夜。上野氏は家族と相談して背中を押してもらい就任を決断した。

甲府の選手はJ2では少なくとも一定以上のレベルはあるし、吉田前監督の下で成長を見せていて素材としては十分なレベルで層もある。ただ、なかなか勝てないことでより多くの重圧が重なっている面は否定できない。そして、勝ち方を掴みきれていない部分もあって惜しい試合が少なくなかった。ここから5月の中盤まではリーグ戦とルヴァンカップの連戦で超過密スケジュール。新監督のもとでハマれば連勝、選手が迷えば連敗という、いい予想と悪い予想の差が大きく開くだけに難しいかじ取りを任されるタイミングの就任でもある。

上野氏は佐久間GMの情熱が決断の理由と挙げるが、連戦を前に就任をするのは容易ではない。何かを変える時間がないまま連戦に挑まないといけない。情熱に応えたのは情熱で、家族の同意を受け、自宅がある山口県から12時間も車を運転して一人甲府にやってきた。

「『いっちょやってやろう』と、そう思ってやってきました。妻はすぐに同意してくれました。でも、僕が家にいない方がよかったのかなぁ」と笑うが、相当な覚悟。「甲府の皆さん、サポーターのために戦う。その姿を見てほしい」。2日間の練習で迎える古巣山口のとの一戦。選手が心の中に持っている吉田前監督への思いと上野新監督の思いと覚悟が重なる新生ヴァンフォーレ甲府がどう戦うのか、スタジアムで目撃してほしい。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J2リーグ 第12節
5月3日(木)14:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs レノファ山口FC

山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
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