【京都 vs 山口】 ウォーミングアップコラム:百戦錬磨のファイター増川隆洋が、最終ラインの壁となる!

2018年5月5日(土)


明治安田J2第11節・水戸戦でDF増川隆洋(写真)が今季初出場を果たした。Jリーグ通算376試合出場を誇るベテランにとって京都でのデビュー戦であると同時に、待ちに待った復帰戦でもあった。

札幌に在籍していた2016年11月に左膝前十字靭帯を部分断裂。京都に加入直後も別メニュー調整が続いていたが、3月下旬に全体練習に合流すると早速ベンチ入りを果たすなど期待の高さが感じられた。そして、およそ1年半ぶりに公式戦のピッチに立ち、ベテランらしい落ち着いたプレーでチームの勝利に貢献している。本人は「練習試合はこなしていたけれど、公式戦のリアルな状況やプレッシャーの中でのプレーという部分では、やっぱりズレがあった。そこを埋めるのに時間がかかったし、チームメイトにも助けてもらいました」と周囲への感謝を口にしている。そして「プレーできて嬉しいのは嬉しいけれど、それよりもいかにチームとして良さを出すのか、貢献できるのかが頭にありました」と言葉を続けた。

191センチの長身に分厚い身体。その体格に長髪という風貌は、さながら格闘家のよう。プレーでも、ハードな守備や空中戦の強さがストロングポイントだ。また、練習試合では正確な中長距離のキックで攻撃を展開するプレーも見られており、セットプレーの得点も含めた攻撃面でも期待される。「相手の攻撃を跳ね返す、最終ラインのバランスを取る。年を食ってるんでね、痛いところはありますよ(笑) でも普通にやれていますし、周りの選手のいい部分を引き出したいですね」。


現在22チーム中21位とJ3降格圏内に沈むクラブは、前節・栃木戦の敗退を受けて監督交代を決断。山口戦は布部陽功監督ではなく、佐藤尽ヘッドコーチやボスコ ジュロヴスキーコーチといった指導陣の誰かが指揮を執ることになる。ただでさえ試合間隔が短い状況で準備不足が不安視されるが「練習での修正や意識付けも大事だけど、自分たちがやろうとすることのイメージは持っている。それを整理して試合に向くことも大事だし、それができれば大丈夫かなと思います」と限られた時間の中でやるべきことを見据えている。指揮官が変われば選手起用も変わる。9日で3試合という過密日程の中で2試合連続フル出場している増川もピッチに立てる保障はないが、メンバーに選ばれればチームメイトと共に全力で苦境を脱するための戦いに挑む覚悟だ。

「誰が試合に出ようと、この状況で勝つということが一番大事なこと。流れを変えて、少しでも順位を上げていきたい」。大型連休3連戦の最後の試合で、浮上へのきっかけをつかめるか。

文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第13節
5月6日(日)15:00KO 西京極
京都サンガF.C. vs レノファ山口FC

たけびしスタジアム京都(京都サンガF.C.)
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