【長崎 vs 名古屋】 ウォーミングアップコラム:徳重健太 長崎らしさを取り戻す最後列の先導者

2018年5月11日(金)


4連勝後に3連敗。上昇の波をつかもうと調整を重ねたV・ファーレン長崎は、明治安田生命J1リーグ第14節を名古屋グランパスをホームに迎えて戦う。長崎14位、名古屋18位と、チーム状況、順位とも浮上したい昇格組の対決だが、これまで9試合連続でゴール前に立ち続け、チームを見てきたゴールキーパーの徳重健太(写真)は一つの感触を得ている。

「一人一人が、勝つことをとても感じながらトレーングをしている」

1984年、鹿児島県出身の34歳は、今季第13節を終えた時点で、J1リーグ121試合、Jリーグカップ29試合、J2リーグ27試合の出場実績のハイキャリアプレーヤーだ。今年、ヴィッセル神戸から長崎に移籍すると、第5節のベガルタ仙台戦からリーグのゴールを守り、連勝の興奮も、連敗の悔しさもピッチで感じた一人だ。

チームを最後列から見てきた背番号30は、勝つために必要なことを「長崎らしさ」と解いている

「サッカーはメンタルの戦いでもあります。きれいなパスワークがゲームで体現できれば必ず勝てるというものではありません。今の長崎は、よく走り、パスもつながっています。でも、この3試合は、長崎のサッカーが少し影を潜めていました」

徳重のいう長崎のサッカーは、至極シンプルであり、広く知られていることだ。

「長崎のサッカーは、気持ち、アグレッシブさを全面に押し出して戦うことです。自分たちのストロングポイントをしっかりできればいいゲームができます。そして、それは勝利に絶対つながります」

チームメイトからは「心は(くまの)プーさん」と表現されるほど、ピッチ外ではやさしさが体からにじみ出ている徳重。しかし、ピッチに入れば練習でもゲームでも野太く大きな声を張り上げる。国見高校時代から変わらぬスタイルで、フィールドプレーヤー10人に気を送り続けゴールを守り抜く。

これまで、リーグ9試合、ルヴァンカップ2試合の計11試合に出場。自身の出場試合の成績は5勝1分け5敗。大旗と声を張り上げチームを鼓舞し続けてくれる長崎ファンの後押しを得て、守護神はリーグ5勝目に向けてゴール前に立ちはだかる。

文:J's GOAL編集部


明治安田生命J1リーグ 第14節
5月12日(土)14:00KO トラスタ
V・ファーレン長崎 vs 名古屋グランパス

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