【柏 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム:エレガントなレフティー、手塚康平。その左足を魅せてやれ!

2018年5月11日(金)


4月25日、J1第10節の浦和戦。69分、大谷秀和と交代する選手がタッチライン際に立つと、三協フロンテア柏スタジアムを埋めたサポーターから大きな拍手が沸き起こった。昨年8月8日、右膝前十字靭帯損傷、右膝外側半月板損傷、全治約8か月という大ケガを負った手塚康平(写真)が、ピッチに帰ってきたのだ。

昨年のシーズン序盤、柏は苦しんでいた。3連敗を喫するなど調子が上がらず、一時は下位に沈んでいた。そこで救世主となったのが手塚だった。YBCルヴァンカップの清水戦で鮮やかなボレーを決める衝撃のデビューを果たすと、第5節の広島戦からはリーグ戦でも定位置を掴み取った。手塚のスタメン定着を機に柏は調子を上げ、前半戦には8連勝を記録して一気に首位戦線へと躍り出たのである。

今季の柏も、ここまでは良い成績を収めているとは言えない。白星と黒星を繰り返す不安定な戦いを続け、80分以降の失点の多さは早期改善が急務となっている。

ただ、そういう状況だからこそ手塚の復帰は大きなプラス材料だ。長短のパスを駆使してゲームをコントロールするこのエレガントなレフティーは、自分に与えられた役割をこう話している。

「マイボールの時間を多くしたり、ゲームをコントロールして、攻撃の時間を増やせれば、守備に回る時間を減らせる。そうなれば失点も減っていくと思う」

だからといって守備面を疎かにしているわけではない。前節の磐田戦で、50分でピッチを退くことになった原因を「僕がボールホルダーに強くいけていなかったから」と反省の弁を口にし、「守備はもっともっとやらなければいけない」と自らの課題を正面から受け止め、改善を期する。

サッカー人生初の大ケガを経験し、それを乗り越えたことで、今では「プレーできる幸せを感じている」と話す。それによって、試合中にうまくいかない状況に陥ったとしても「ネガティブな感情にはならなくなった」とメンタル面の成長をも感じさせていることは頼もしい。

的確な配球でパスワークにリズムをもたらし、高精度のロングパスで逆サイドの味方へ絶妙のフィードを通したかと思えば、相手の陣形に生じた隙を見逃さずにゴール前へ鋭い縦パスを放つ。

柏が誇るエレガントなレフティー、手塚康平。

魅せてやれ、左足。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第14節
5月12日(土)15:00KO 三協F柏
柏レイソル vs 川崎フロンターレ

三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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