【FC東京 vs 札幌】 ウォーミングアップコラム:復活した黄金の一振り。FC東京のDF太田宏介が10戦負けなしの札幌を止める

2018年5月12日(土)


ゴールを生み出す左足は、少しもさび付いてはいなかった。5日の前節川崎F戦で2戦ぶりに先発出場したDF太田宏介(写真)は、チーム全2得点をセットプレーから演出し、勝利に貢献した。13日に、勝点1差でリーグ3位につける札幌を本拠地に迎える今節。自ら「黄金の左」と呼ぶ、その精度の高いキックで再びチームを勝利に導く。

「出番がない中でも、いつ出てもいいように準備はしてきた」

今季は、DF小川諒也と高いレベルの定位置争いを繰り広げ、リーグ戦の先発出場はここまで5試合のみ。だが、5日の川崎Fとの多摩川クラシコで起用されると、あらためてキックの精度の高さを証明してみせた。

その試合後、長谷川健太監督は「(セットプレーの得点は)よく8割はキックの精度と言われますが」と言い、太田を起用した意図をこう語った。

「前節までが悪いというわけではないが、もう一つ精度が足りないという感じる部分があった。川崎Fが9失点のうち6失点はセットプレーからということは分かっていましたし、ましてや、メンバーをシャッフルしてきていたので、セットプレーまで詰める時間はないだろうと思っていました。非常にいい形で得点を取れたんじゃないかなと思っています」

永井謙佑、ディエゴ オリベイラの2トップが、ここまで攻撃をけん引し、2トップで13得点を挙げている。だが、太田は「残り20数試合で、謙佑とディエゴだけで得点を取り続けることは難しい。セットプレーから得点が取れるようになると、さらに相手も脅威になる」と言う。さらに、「それが相乗効果になる」と言ってこう続ける。

「毎試合リスタートで点が取れれば、相手も安易にファウルで止められなくなる。それによって2トップの脅威も増すと思う。だからこそ、毎試合セットプレーから点を取っていきたい」

ようやく今季初アシストを記録した太田は、「次は直接FKで取りたいね」と言って、不敵な笑みを湛えた。10戦負けなしと好調の札幌との大一番。背番号6が、左足一振りで試合を決める。

文:馬場康平(FC東京担当)


明治安田生命J1リーグ 第14節
5月13日(日)16:00KO 味スタ
FC東京 vs 北海道コンサドーレ札幌

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