【湘南 vs 長崎】 ウォーミングアップコラム:いつもどおり

2018年5月15日(火)


ルヴァンカップ前節、湘南はアウェイに臨み、グループ首位の神戸に4-3で勝利した。ゲーム終盤、4点目をお膳立てした石原広教(写真)は、しかし自身のアシストより梅崎司のゴールを自分のことのように喜んでいた。
 
曰く、「あそこにウメさんがいてくれてよかった。そうでなければ得点は入ってない。試合が終わったあと、ウメさんと抱き合って喜べてうれしかったです」。
 
思えばそのちょうど1週間前、石原は初めてJ1のピッチを踏んでいた。第12節柏戦、試合直前のメンバー変更により急きょ先発したものの、「うまく試合に入れなかった」と唇を噛んだとおり、自分らしさを出せぬまま前半をもって退いた。ほろ苦いデビューだった。
 
チームも敗れ、忸怩たる想いを抱える19歳に、声をかけたのが梅崎だった。
「今日は本気で悔しがれ。でもその悔しがった気持ちを忘れずにすぐに切り替えて練習をしっかりやることが大事だと、そうウメさんは言ってくれた。その言葉が大きかったです」
 
果たして神戸戦では、気持ちは入りながらも気負うことなくいつもどおり試合に入れたという。くだんのゴールとアシストはそうして生まれ、チームの勝利に結ばれたのだった。
 
前節勝点3を積み上げたことにより、今節勝てばプレーオフステージ進出が決まる。決勝トーナメントに駒を進めることができれば湘南として初のことだ。
「長崎もがんばるチーム。互いのぶつかり合いになると思いますが、走ることや球際で負けなければ勝利に繋がるはず。歴史を変えるチャンスだし、しっかり掴み取れるようにいつもどおりやりたい」
 
気持ちを注ぎ、しかし気負わず臨む。チームを思いながらいつもどおりやればできるという拠りどころが彼らにはある。

文:隈元大吾(湘南担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第6節
5月16日(水)19:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs V・ファーレン長崎

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