【千葉 vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:不調の時期を脱した清武功暉が「熊本に勝ちたい」という強い気持ちで臨む

2018年5月26日(土)


まさに起死回生のゴールだった。前節(第15節・横浜FC戦)の千葉は、後半開始早々の50分に船山貴之が得点して1-1に追いついたが、61分、63分と連続失点。65分に再び船山がゴールを奪って1点差に詰め寄ったが、時間は刻一刻と過ぎていく。そして、5分と表示されたアディショナルタイムに入ったが、千葉は果敢にゴールを目指してプレーした。すると90+6分、GKのロドリゲスの間接FKのボールがゴール前に飛び、ラリベイが横浜FCの選手に競り勝ってヘディングで落とす。これは横浜FCにクリアされたが、クリアボールを拾う形で清武功暉(写真)が右足で強烈なボレーシュート。ボールはクロスバーに当たって落ちたところでゴールインとなった。その後、千葉のゴール前で横浜FCの直接FKというピンチがあったが、千葉は3-3で引き分けて勝点1を得た。4-3の逆転勝利を収めていれば、本当の意味で『起死回生』と言えただろう。だが、第14節・新潟戦は1-2の逆転負けだった千葉にとって、連敗を免れることになった清武のゴールは、J1昇格を目指して戦っているチームを救うという意味で『起死回生』と言えるものだった。
「ホアキンが相手に競り勝って落としてくれたボールからだったんですけど、そこに自分がポジションをとれていたのもよかったです。でも、ドフリーだったので、シュートはもっともっと冷静に下に叩きつけて打たないといけなかったし、確実に(ゴール)ネットを揺らさないといけないので、そこは反省ですけど、本当に入ってゴールの判定でよかったなと思います」

ゴールの直後はチームメイトとともに喜びを爆発させた清武だが、試合後にそう振り返った時にはあまり笑顔は見られなかった。久しぶりのゴールに「気持ち的には楽になるのではないですか?」と聞くと、清武はこう答えた。
「個人的な気持ちはちょっと楽になりますけど、まあ、(チームの)順位としてはまだまだ上がっていないので。もっともっと突き詰めてやらないといけないなと思います」
今季、チームが15~18位あたりが定位置になるなど結果を残せていない中、昨季はシーズンの序盤から得点を重ねていた清武も今季はスタメンに定着できず、得点も含めて思うようなプレーができずに苦しんでいた。
「特に、自分の中で(第14節)新潟戦はああいう早い時間(7分に町田也真人選手と交代)に出て、なかなか思うようなプレーができずに不甲斐ないゲームだったので。本当に自分の中では何ができたかっていうのが全然残っていなくて、ジェフに来てから僕の中では一番良くなかった試合だったと思っていて、そこは本当に悔しかったし、何とか結果を残さないとまた厳しい時期が続くのかなと思った中での今日だったので。点が取れて結果に出たことは本当によかったと思います」

自分もチームも立ち直るようなゴールを奪って迎えるのが、古巣となる熊本との対戦だ。清武が千葉に加入した昨季、千葉は1分1敗(千葉のホームゲームの第15節が1-1の引き分けで、アウェイゲームの第23節が0-1の敗戦)と勝てていない。
「熊本自体に思い入れはありますし、僕自身は熊本に勝ちたい気持ちは強いです。自分が点を取ることだったりで熊本の皆さんにまた自分のプレーを見てもらえたらなと思います。熊本は今、すごくいいサッカーをしているとも思うので、全然油断できない相手ですし、古巣ですけど、そこはあまり気にせずにいつもどおりやっていけたらなと思います。いい準備をして臨みたいなと思います」
スタメン争いが非常に激化している千葉では、清武にもスタメンは確約されていない。だが、前節の劇的なゴールで不調という名の暗闇のトンネルから脱した清武は、ピッチに立てば彼本来のプレーを見せて光り輝き、チームを上へと押し上げてくれるはずだ。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
5月27日(日)15:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs ロアッソ熊本
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