【岡山 vs 山形】 ウォーミングアップコラム:どこに行っても愛される男、DF増田繁人

2018年6月1日(金)


前節・町田戦が、DF増田繁人(写真)が岡山に来て、初めて出場した公式戦となった。プレシーズン中に膝の後ろを痛め、原因が特定できず、処置の方法も決められないまま約3ヶ月が過ぎていた。しかし、全体練習に合流した4月頭に話を聞いた時の、「ここまで長かったー!」と言う声は、ものすごく明るかった。高校時代に1年間、怪我をしてサッカーが出来なかった経験はある。「リハビリ慣れはしてるんですけど、先が見えない、というのは今までで一番、しんどかったです」と話していた。
 
調整することはいくつもあり、出場までさらに時間はかかったが、町田戦では、これまであまり経験のなかった3バックの右に入った。「4枚でやる時には行かない所も、3枚の時は行かなきゃいけなかったり。3枚の真ん中の経験はあるので、〈あ、今のは、(真ん中の選手からすれば)こうして欲しかったかな〉、という連続でした」。終始、安定したパフォーマンスだったが、その中核には、「ある程度のズレは仕方ない。やればやるほど噛み合って行くものだから」という割りきりの良さもあった。
 
仕方がないと思うことを仕方ないと考えられのは、彼の場合は強さであり、スマートさである。そして増田には、人懐こさという強をプライベートで発揮する。2014年の大分では、末吉隼也によく食事に連れて行ってもらった。「末さんがまだ独身だったので、いろいろと連れて行ってくれて」。岡山では、「喜山(康平)君だったり、昨日は康太(上田)君だったり、結構、連れてってくれます。そういう時は『ごちそうさまです!』って。後輩を連れて行く時は僕が払いますよ」。
 
岡山というチームには、「驚くほど真面目で、パーソナリティのしっかりした選手が揃っている」と言う。だからこそ、「意見を言うべきところでは言わなくちゃいけない。誰かが背中を押すと一気にぐっといけるチームだと思います。それは最初から感じていたので、復帰したら意識してやっていこうと思っていました」。
 
ポジティブな考え方で、どこに行っても愛される。前節の試合後は、町田のファンやサポーターから温かい声をかけられた。町田は2015年と2017年に期限付き移籍でプレーした古巣だ。「あんなに声をかけてもらえると思っていなかったので、すごく嬉しかったです。試合が終わってベンチに挨拶に行った時、メインスタンドから『マグー』って、言ってもらえました」。
 
「町田では、J3からJ2に昇格した時のメンバーだったことは大きいと思います」。そして、「岡山でもそういうふうに(昇格メンバーとして)、記憶されるとうれしいですね」と語る。

文:尾原千明(岡山担当)


明治安田生命J2リーグ 第17節
6月2日(土)19:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs モンテディオ山形
シティライトスタジアム(ファジアーノ岡山)
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