【甲府 vs 山形】 ウォーミングアップコラム:巡ってきたチャンスに静かに燃えるビョン ジュンボン

2018年6月15日(金)


外国人ディフェンダーとしてなかなか試合に出られないことはビョン ジュンボン(写真)にとって静かなストレス。普段は淡々として感情を出さないがモチベーションの微妙なアップダウンは見ていて分かるような気がする。

エデル リマの負傷離脱もあってルヴァンカップ第2戦の浦和戦(1-2●、2試合合計3-2○)に起用されて以来は静かに燃えているような感じ。試合に出てナンボの世界。笑顔も増えた。少し前までは練習が終わるとスッと帰っていた印象があったが、最近は残って黙々と走る。

少し意地悪な質問のつもりで聞くと、「(体脂肪率が)1%くらい増えたから落とさないと…」という答え。食事は自炊がほとんどで、故郷の済州島(韓国)から送られてくるキムチなどの食材をベースに工夫しているそうだ。それ以上ツッコむことは止めたけれど、出場機会が目の前にあることで1%にこだわる気になったのか…なくてもこだわるのか…。それとも1キロ体重が増えたからと言いたかったのか…。日本語の日常会話は問題なくても、“タメを作る”などのニュアンスが分からないことがある。吉田達磨前監督は、「分かっているようで分かっていないところがある。(通訳がいなくて)気の毒な面はある」と意思疎通には気を使っていた。

山形戦はルヴァンカップ・プレーオフ後、最初のリーグ戦だけに浦和戦同様に燃えて臨む必要がある。「(第2戦・浦和戦は)2失点ともにもっと寄せるべきだった。そうすれば決定的なパスは出なかった」と反省点を挙げる。試合に出てこその反省点。「興梠(慎三)選手の動きを見て、リーグ戦とは違うと思った。寄せさせない上手さがあった。(第2戦は)浦和に勝てなかったから次は絶対に勝ちたい。行くところと行かないところの判断をしっかりしたい」と悔しい刺激を糧に臨む。
リマという絶対的なDFが負傷離脱したことで巡ってきたチャンスをビョン ジュンボンが結果に繋げることができるのか注目の試合になる。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
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