【YS横浜 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:過去と今。吉田明生が誰よりも走れる理由

2018年6月22日(金)


チームのために身を削って誰よりもスプリントを繰り返す――。
 
YS横浜に吉田明生(写真)が在籍して8年目となる今季。特長であるハードワークをしながら、献身的にプレーする姿がピッチに色濃く映し出されている。「役割をただこなしているだけ」と謙遜気味に話すが、チームへの貢献度は計り知れない。
 
その高いパフォーマンスは、正直昨季のプレーからは年齢も加味して想像することが難しかった。これまでほとんど経験のなかった負傷も影響して、精彩を欠く試合の数々。吉田らしくないミスも多ければ、足を止めてしまう場面も散見した。その当時は「本当に重りを持ってサッカーをしているような感じだった。自分でも不甲斐ないような体だった」。そして、いつしかベンチに座ることも多くなっていき、チームは後半戦に掛けて勝ち星を重ねて躍進。その状況に嬉しい気持ち反面、焦りと悔しさがにじみ出る苦しい時間を過ごした。だからこそ、“今季こそ”という気持ちは強かった。
 
まず取り組んだのはコンディションの作り方だ。ウエイトトレーニングや、日々の生活の調整まで一新。昨季の不甲斐ないプレーを「どうにか打破したい」と自分自身と向き合うことで準備を重ねてきた。その中でキツい場面にぶつかることもあっただろうが、逃げることなく吉田は取り組み続けた。その努力が報われたのは開幕戦からである。攻守に走り回る背番号8の姿がチームを牽引。波がなく、安定した吉田らしいプレーが帰ってきていた。
 
「以前よりは遥かに良いけど、まだまだもう少しトップコンディションにいかないと。前だったらもう少し走れていたんじゃないかなと感じることもある。でも、昔のことは良いと感じるものなので」
 
『まだできる』そう自負する吉田。そのメンタリティーこそが誰よりも足を動かすプレースタイルに拍車をかけているのだろう。そして「僕の目標はチームの目標」とYS横浜のバンディエラは戦い続ける。その入団当時から変わることのない、フォア・ザ・チームの精神で勝利へと導く。

文:髙澤真輝(YS横浜担当)


明治安田生命J3リーグ 第15節
6月23日(土)17:00KO ニッパツ
Y.S.C.C.横浜 vs AC長野パルセイロ
ニッパツ三ツ沢球技場(Y.S.C.C.横浜)
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