【京都 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:エスクデロ競飛王が訴える危機感

2018年6月22日(金)


久しぶりに足かせから解放された――ここ2試合のエスクデロ競飛王(写真)から受ける印象を、そんな言葉で表現するのは大げさだろうか。ただ、力強いプレーでゴールへ向かっていく姿が、やはりこの男には似合っている。
 
 昨年の明治安田J2第35節・千葉戦で左膝蓋腱(しつがいけん)を断裂し、約半年の離脱を余儀なくされた。第7節・讃岐戦で復帰し、その後はレギュラーとして中盤の一角を務めているが、ポジションはアンカー。攻撃的なエスクデロが得意とするポジションではないのだが、中盤の選手層が薄いというチーム事情を受け入れて、彼なりに懸命にこなしてきた。
 
 それが第18節・松本山雅FC戦ではシステム変更により中盤がダブルボランチとなり、コンビを組んだ福岡慎平がバランスを取ることで、エスクデロが攻撃参加がしやすくなった。第19節・東京V戦では、さらにポジションを一つ前に上げてトップ下で先発。21分には敵陣深くへ進入してパスを受けると、左サイドからの正確なクロスで先制点をアシストしている。二種登録された高校3年生の福岡に起用の目処が立ったことで、今後は本来の攻撃的なポジションで使われる機会も増えるのではないだろうか。相手のチャージをものともしない力強いドリブルを、相手ゴールの近くで発揮することでチャンスの数を増やしたい。
 
 東京V戦は先制しながら逆転負け。試合後、そして試合前にもエスクデロはチームの危機感の欠如を指摘していた。「ソメくん(染谷悠太)でもない、僕やトゥーさん(田中マルクス闘莉王)でもない。若いやつが声を出さないとチームは強くなれない」、「自分たちのせいで監督が1人クビになっているんだぞ!」。選手たちは集中してトレーニングに励んでいるし、若手でも声を出して盛り上げようとする選手はいるが、まだ足りない。残留争いに巻き込まれている現状から這い上がるためには、更なるエネルギーが必要だと訴えているのだ。
 
強敵との対戦が続く6月も、あと2試合。大宮戦では最後まで気概を持って相手に食らい付いていけるかどうか。その後押しとなるべく、熱き侍魂を持つ男は叫び続ける。

文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第20節
6月23日(土)18:00KO 西京極
京都サンガF.C. vs 大宮アルディージャ
たけびしスタジアム京都(京都サンガF.C.)
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