【琉球 vs 藤枝】 ウォーミングアップコラム:研ぎ澄ますゴールへの感覚。琉球で培われた富所悠の今ある姿

2018年7月6日(金)


7月1日、アウェイでの明治安田J3第16節盛岡戦。FKのチャンスを得た富所悠(写真)はその時、ゴールネットを揺らすイメージしかなかったという。
「(盛岡の)GKが壁側ではないところにポジションを取っていたので、駆け引きをしながら普通に蹴れば入ると思って蹴りました。形になってよかったです」。
35分。敵陣でボールをキープする中川風希が倒されFKを得た位置は、ゴールほぼ正面の約20mの距離。富所の右足なら十分に狙える位置だった。そして短い助走からインステップで蹴ったボールはドライブのかかった力強い起動を見せ、見事ゴール左上に突き刺さした。
「バン(播戸竜二)さんからもどんどんシュートを打っていけと言われていて。遠目からでも蹴り方を工夫して意識的に打つようにしています。それが結果となって自信につながっていると思います」。
 
昨シーズン、チーム最多となる13ゴールを挙げた富所はゴールに対する自信を深めていた。「以前なら自分のゲームメイクからアシストという形でゴールに結び付けられたらと思っていましたが、今は自分でゴールを決めてやるという意識が強い。チームからもそれを求められていることをひしひしと感じてます。その上でもっと自然体でプレーしたい。チームで言われていることと自分がやりたいことのバランスを取って、良い意味で自分らしいプレーを見せたいですね」。
 
古巣の東京ヴェルディ、AC長野パルセイロを経て2012年から琉球でプレーする富所。彼の居場所だったトップ下でなかなかプレーさせてもらえずジレンマに陥った時期もあったが、ボランチやフォワード、サイドハーフでのプレーは確実に選手としての器を大きくさせた。そして富所のプレーがチームの結果に結びつくケースが増えていくことでメンタル面でもはっきりとした成長を見せてきた。2015年からは背番号10を背負い、サポーターからも「ミスター琉球」として愛される存在となると私生活では昨年第一子が誕生。沖縄で家族を築き大黒柱となった。
「自分は沖縄で過ごし成長してきた。年々チームのフロントも頑張ってくれてて環境が良くなっていると感じているし、選手はチームの期待に応えられるよう力を出すことが重要だと思っている。今週は一万人祭りでたくさんの県民の方々に見てもらえるし、個人的にもお客さんにたくさん見られている方が楽しく感じるし強くなれる。去年の一万人祭りでゴールを決めているので今年も決めたいですね」。
 
今週の藤枝戦に向けてボルテージを上げた富所。自然と背負う沖縄のためにという心を抱きながらゴールに向かい牙をむく。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J3リーグ 第17節
7月7日(土)18:00KO 沖縄県陸
FC琉球 vs 藤枝MYFC
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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