【熊本 vs 町田】 ウォーミングアップコラム:点に絡めるアタッカーへ。進化を続ける田中達也は、さらなる高みを目指す

2018年7月15日(日)


前節までの22試合で、昨シーズンの21試合という出場記録を更新した。ここまでの活躍ぶりからすると、開幕戦が後半からの交代出場だったことが嘘のようだ。昨年のファン感謝イベントで「ピッチ上でも存在感を出したい」と決意表明した通り、田中達也(写真)はもはや、チームにとって欠かせない選手となっている。

「ずっと、ドリブルで突破することを第一に考えてきた」という彼は、これまでにいくつもの転換点を超え、進化を続けている。期限付き移籍で岐阜に行って変わり、熊本に戻った昨季も変わり、今季途中にも変わった。前期第8節の町田との対戦も、その転機の1つになったという。

「相手の奥山(政幸)選手に対応されて、ここを越えないとダメだと思った」と、相手を抜くことだけではなく、外で受けて中へ切れ込んだり、左足に持ち替えてクロスを上げたり、あるいはサポートについた味方を使ってワンツーで突破したりと、あくまで“得点につなぐためのプレー”を意識して、選択肢を複数持てるようになった。

それからさらに試合を重ね、「今は、チームがゴールを奪うためのポジショニングを意識しています」と話す。

「もちろん、前期対戦で奥山選手に抑えられた悔しさはあるけど、今回やり返してやろう、という気持ちが強すぎるとよくないし、それよりも、今やれている“いい感覚”を続けたいと思ってます」

縦への突破は、特別指定選手として登録された当時からの強みだ。今シーズンはそれに対応されたことでプレーの幅が広がり、ここまで3得点9アシストと実際に数字も残せている。

だが間近で見ている渋谷洋樹監督は、「それでも達也の強みは何かって言ったら突破。相手にしてみれば、『分かっててもやられる』のが怖いし、嫌なわけですから」と注文をつける。

「前期と同じくらいの結果は残したい」と田中本人も話すように、得点に絡む場面が再び増えてくれば、チームの成績も上向くはず。相手が手をつけられないくらいのパフォーマンスで、浮上を牽引してほしい。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J2リーグ 第23節
7月16日(月)19:00KO えがおS
ロアッソ熊本 vs FC町田ゼルビア
えがお健康スタジアム(ロアッソ熊本)
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