【琉球 vs YS横浜】 ウォーミングアップコラム:ピッチに立ち続ける増谷幸祐から見える琉球の光景

2018年7月20日(金)


前節、アウェイでの秋田戦を1-0でものにし、J3リーグ首位をキープした琉球。富樫佑太、中川風希、和田凌といった95年生まれの攻撃陣がゴールを奪い続ける中、その後方で集中力を保ちながら攻守両面で持ち味を発揮し続けているのがDF増谷幸祐(写真)である。
 
2016年に琉球に加入した増谷はプロ1年目から瀧澤修平とともにCBでコンビを形成。3シーズンで積み重ねてきた試合出場数は77試合で、2016シーズン第24節・栃木戦から今日まで56試合連続でフルタイム出場を続けている。数多くの経験を積みゴールを守り続けてきた増谷だが、DFラインから眺める今年の琉球の姿は今までにない光景だという。
「今年の攻撃陣は活き活きしてますよね。攻撃だけでなく守備でも体を張ってくれて、安い言葉ですけどチーム一丸で頑張っている感じがします。毎試合終わったあと、前線の選手が『疲れた』って言ってくるんで、それだけ力を出し切ることができるようになったのが今までと違いますね。ただ、まだ練習でサボっている選手もいるので、練習の質を上げればもっと良い姿を試合で見せることができると思います」。
 
琉球の攻撃的スタイルにおいてDFがセンターサークル付近まで高く押し上げるハイライン戦術により選手間をコンパクトにしリズミカルなパスサッカーを展開している。その中で増谷は攻守の切り替えの部分で同サイドの富樫と緻密に連携を取り合いながらプレーしている。「攻撃に良い波があったとしてもその切り替えの部分で遅かったりすることもあるのでそこは富樫にも強く言っています。自分たちのサイドで相手に自由を与えないためにも練習中からコミュニケーションを図りながらほころびを出さないよう取り組んでいますし、前線との距離感を保たないと攻撃にリズムを与えられないので僕らDF陣も高く押し上げている。正直90分間集中を保つのもしんどいんですけど、自分もさぼったらあかんという気持ちで常にプレーしています」。
 
現在好調を維持するチームだが、増谷自身、悔いの残る瞬間を多く経験したという。「前半戦を通して、全部勝てる試合だったと思います。大体の失点は防げる失点だった。試合中どこかでサボっていたりちょっとおかしかったり、後々考えると防げたよねということを減らさなくてはいけない。頭が回らないきつい状況でも試合中にいかに改善できるか。これは絶対必要ですし、前線がゴールを奪っている中で攻撃に時間をかけている分、後ろの選手も集中してやらないといけないですね。目先の試合で結果を残すことで僕らサッカー選手は生活ができている。そこも少なからず関わっているのでもっとハングリーにならないといけない。選手個人の価値を常に高めることでその積み重ねが勝ち点に繋がると思いますし、勝ち続けることで沖縄県民の方々に試合を見るきっかけと応援される存在になりたい。この間の一万人祭りで見た光景は僕が沖縄でプレーした中でも最高だった。沖縄サッカーの裾野を広げ、琉球をJ2に上げる使命を果たしたいと思います」。
 
試合のみならず練習中からも檄を飛ばし選手を鼓舞する姿を見せる若きDFリーダーは、現状の結果におごることなく、強い責任感で相手に攻める機会を与えない堅い守備を見せ続けてくれるだろう。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J3リーグ 第19節
7月21日(土)19:00KO 沖縄県陸
FC琉球 vs Y.S.C.C.横浜
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
みんなの総合評価 (3.9)
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